ある同僚が「あんまり働きたくないなぁ」と言っていた。こういう人は多いし、ぼっくも同感なのだが、いつもなんでだろう??と不思議に思っていた。今の仕事があまりよくないのか、今現代の他の人もそう思っているのか、古代からそう思ってるのか、不思議だった。

 

そして、ちょっとビスケットの歴史をかじった。なんでビスケットがイギリスでポピュラーになったか、である。産業革命以前はビスケットなどなかったそうである。

 

産業革命によって、朝食時間が早くなり、夕食時間が遅くなった。その間の時間が長くなったことによって、おなかが減るため、保存できて、安くて、すぐ食べられるビスケットが人気が出たのだそうだ。

 

ということは、昔の人は、もっと寝ていたのか、活動していなかったのか??

 

産業革命で、おそらく労働生産性があがった(給料が増えた)はずだ。理屈で考えれば、同じ額を稼ぐのに短時間で済むようになる。早く労働を終えられる。

 

ところが、いろいろ手に届きそうなモノやサービスが増えて、消費するようになって

より働かなければならなくなったということかな??だから朝食と夕食の時間が長くなってしまった。

 

本来、人類が働く時間はもっと短かったのかもしれない。働きたくないとも感じる前に働くことをやめた。でも、今は給料も上がったけれど、欲しいものもいっぱい増えて、より働く時間が長くなった。働きたくないと感じやすくなったのかな??

 

給料の上がるスピードよりも、欲しくなるモノやサービスのスピードの方が速い気がする。給料が上がれば上がるほど働かなきゃいけなくなる気がする。

 

なんかワナにはまっているような気がする、というのは僕だけなのかなぁ、とビスケットの歴史をかじって思ったことだった。