まずは気象概況です。移動性高気圧は日本の東に進み、本州付近を覆っています。一方、中国東北区には前線を伴った低気圧があって東北東に進んでいます。東・西日本は概ね晴れていますが、高気圧の縁辺になる北日本や沖縄・奄美では雲が広がっていて雨が降っている所もあります。移動性高気圧が東に遠ざかるとともに、次第に天気は下り坂になっていきます。明日は2つの前線の影響で、西の方から大荒れの天気になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください

 

 

 

さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報、本日の気象庁の週間予報、および各国の予報資料によりますと、明日12日から14日にかけて全国の山岳で大荒れの天気に注意が必要と思います。また、やっと台風1号が発生しそうな感じで、日本付近に接近してくる可能性もゼロではありません(ただしまだ非常に不確実)。

 

以下に気象庁の週間予報と1か月予報の内容と根拠をまとめてみます。

 

気象庁HP 週間天気予報
気象庁HP 季節予報 (上のタブで気象要素、下のタブで期間を選択)
※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。

 

<5/12(日)>

2つの前線の影響で、沖縄・奄美、西日本は雨の予報です。その他の地方でも天気が下り坂で、雨が降り始める所もあります。前線に向かって入る湿った空気によって大気の状態が非常に不安定になる所がありますので、13日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨にご注意ください。また、13日にかけて気圧の傾きが大きくなりますので、山岳の稜線では強風にご注意ください

 

<5/13(月)>

前線上に発生した低気圧が、夜には東日本付近に進みます。前線や低気圧の影響で全国的に雨。九州北部では天気が回復してくる見込みです。

 

<5/14(火)>

前線は日本の東に進み、黄海の高気圧が張り出してきます。沖縄・奄美と西日本は晴れ、北・東日本も天気は回復してきますが、太平洋側では前線の影響が残る所もある見込みです。

 

<5/15(水)>

黄海の高気圧が日本付近を覆います。全国的に概ね晴れる見込みです。

 

<5/16(木)>

引き続き黄海の高気圧が日本付近を覆います。全国的に概ね晴れますが、北日本はトラフ(上空の気圧の谷)の影響で雲が広がりやすい天気になりそうです。

 

<5/17(金)~5/18(土)>

黄海の高気圧が移動性高気圧となって本州付近を通過します。高気圧に覆われて、全国的に概ね晴れる見込みです。ただし、18日は雲が広がりやすい天気になる所もありそうです。

 

<5/19(日)>おまけ

日本付近は高気圧の西側の湿った空気が入りやすくなり、全国的に雲が広がりやすい天気になりそうです。

 

※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。

 

<1か月予報 2週目(5/18-5/24)>

東・西日本付近に前線が停滞しやすいため、東・西日本を中心に多雨傾向の予報。気温は、暖かい空気に覆われやすいため全国的に高温傾向の予報です。

 

<1か月予報 3・4週目(5/25-6/7)>

引き続き暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向の予報。天候は、北日本から西日本は平年同様の数日の周期で変わる天気、沖縄・奄美は平年同様の曇りや雨の日が多い天気の予報です。

 

 

 

 

【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)
上段:5/13-5/15、下段:5/16-5/18

ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域

 

 

【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)

上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差

 

 

【1か月予報 気温の予報】上:1か月平均、下:週別

 

 

【1か月予報 降水量の予報】

 

 

【1か月予報 日照時間の予報】