拾はれる風景、短歌のある風景

拾はれる風景、短歌のある風景

人生は拾はれる、独り舞台の物語。いつも、どこにゐても短歌の風景としての世界を切り取ってみよう。

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神妙にぬかづくあした露に濡れ低き鳥居の御祖(みおや)の時世(ときよ)

今更に恋を為(す)なるや疑はれ哀し思ほゆ朝な夕なの

くちづけを誰か怪しむ鳶の眼に奇しき点のひとつとなりて

振り返り指は何度も一枚の紙めくらうと何度疑ふ
一枚の表と裏の筈なのにどちらも裏を背中合はせに
引き合つてどこか逸れて青春の色濃きままにコンビニの外