この記事を書いたのは2/3夜。

海城②の試験と開成の合格発表を味わった夜です。


タイトル通り敗北の1日を少し詳細にご紹介させて頂きます。

2/1日校にご縁がなかった方。
良かったらご参考下さい。
ではどうぞ。


早朝の海城です。


SAPIXと少人数塾の代表先生の激励を受け、いざ戦場へ。

緊張はうかがえず。

「ちったぁ緊張せいっ」

との苦言に、息子は笑いながら振り返りつつ、会場へ消えて行きました。

トラブルに備えて試験開始8:20まではその場で待機。そして奥様が待つメトロポリタンにとんぼ返り。

その後の午前は部屋で時間を潰したのですが、いやはやこの時間、生きた心地が全くしませんでした。

11:30にチェックアウトして2人共に出発。
奥様は新大久保へ。
自分は西日暮里へ。

正午に到着し、もはや行きつけとなったアットホームな喫茶店で、再度時間をつぶす。

12:30開成へ。
会場は想像以上にごったがえしておりました。
それでも全員目指す場所は同じですから、全く迷うことなくその場所に辿り着いてしまいました。

すると、意外と低い位置にある掲示板みたいな展示物が、あっさりと自分の前に現れたんです。

心拍数が限界まで上昇する中、1つの番号を探したんですが...。

うーん。ない。
何度確認しても息子の番号はない。
縦横も確認しましたが、やはりない。

間違いがあっては取り返しがつきせんから、同じ作業を数回繰り返し、その上で1つ深呼吸をして目を瞑りました。

急に冷静になった自分がいました。
それは仕事モードに似ていました。

返事を待つ奥様にその場で「残念!」とメール。
開成をあとにし、駅に向かう親御さん達の列から外れ、一連の作業を行いました。
少人数塾先生への電話報告。「よく戦ったとお伝え下さい」とのお言葉を頂きました。そして渋幕の残金をカードで支払いました。

どう戻ったか記憶は曖昧ですが、池袋で親子3人合流し、今後について話し合いました。

奥様の表情に全くと言っていいほど落胆はなく、さすがだなと感心したのを覚えています。

結果として、聖光②を受けることにしました。
息子が希望した為です。

当然、ショックはショックだったでしょう。
こちらは表情に現れていました。
奥様と自分で次のようなことを伝えたと記憶しています。

「敗北は敗北。言い訳は一切無用。上には上がいたということ。」
「しかしあなたの価値は何ら変わらない。共に戦えたことを誇りに思う。」
「父と母はお前の味方。一生変わらない。」
「あなたは幸せ。色んな選択肢があるんだから」
「これからの人生で必ず経験する敗北を、この歳で出来たことも良い糧にしていこう。」
「泣いていいし、良い子でいようとする必要はない。」

すると息子がこう言ったんです。

「敗北後の心境で戦ってみたい。」

畜生。言いやがる。

これをきいたら、車を横浜関内まで走らせるしかありません。


そんな訳で、現在関内のビジネスホテルにおります。

結果は二の次。
戦いを締め括る。
明日が我が家の最終戦であります。

皆様、最後までレッツラゴーです。