2年ほど前からお世話になっている、少人数塾の代表先生(※)が仰ってました。
(※)SAPIX卒業生で元SAPIX講師。

「SAPIXは、授業で完全に理解し家庭学習で錬成度を高める、昔っからそういうやり方です。」

要するに「予習は不要ですが、授業中に理解出来ない人は置いてきます。」ということ。SAPIXの謳う復習主義とは、そういうこと。

まあ酷いですよね。

【戦う集団を作り上げるSAPIX】
・難関校入試に必要な問題を徹底的に厳選。
大量のテキストをこなすカリキュラムで問題演習を徹底。
・とにかく難関校。それ以外は眼中になし。

【上位クラスに重きを置くSAPIX】
・主要講師陣は上位クラスを中心に指導。テキスト内容は明らかに難関校に偏っている。
・下位クラスの生徒は、授業について来られないのを知った上で飼い殺し。

まあ酷いですよね。
良く言われる通り、中堅校を目指すなら転塾も考えるのは当然の話です。

仮に戦える力を持っていたとしても、徐々こなせなくなっていくこと必至です。
※本物の天才は除く。

しかしながらですね。
そんなことは百も承知な訳ですよ。
泣き言なんて口にしてる暇はないのです。

だから我が家も、限界を感じた4年生途中から少人数塾にお世話になり始めたのです。そうじゃなかったらとっくにドロップアウトしています。そして転塾していたと思います。
※この先ドロップアウトする可能性があることは置いといて。

色々探しましたよ(奥様が)。夜な夜なネットサーフィンしまくって(奥様が)。そしてようやく今の師匠を見つけたんです(奥様が)。

諸先輩方のブログを拝見していると、合格を勝ち取った御家庭のほぼ全てがSAPIX以外の塾を利用されていました。

もうね。
皆さん宣戦布告してらっしゃいましたよ。
「そっちがその気なら、こっちも利用させてもらうぞ」と。

我が家も後に続きたいんで猿真似です。
「SAPIX、あんた達からは『質の高いテキスト』と『環境』を提供してもらうぞ」と。

「少人数塾様、あなた様には算数と国語の問題演習をお願い致します」と。

「家庭ではテキスト整理とスケジュール管理を徹底致します」と。

SAPIXの先生方が日々行う熱のこもった授業には全幅の信頼を置いていますが、一方で勉強法や志望校について相談するなら断然少人数塾の代表先生です。SAPIXの先生には保護者会や面談以外では殆どお会いしたことがありません。

また家庭学習では主に理科と社会に時間を割いています。算数と国語はほとんど少人数塾様でやってもらってます。あ、基礎トレと中学への算数はやってますよ。

お互い上手に利用し合えば良いと。
子供は千差万別なんだから、受験スタイルだって全員違う訳で。

「いいとこ取りさせてもらうぞ」と。
「課金ゲーム上等」と。
「自分の子供を預けられる先生に出会う為なら何でもするぞ」と。

言うまでもありませんが、SAPIX、早稲田アカデミー、日能研、四谷大塚...どの塾にだって長所と短所がありますよね。

ですから、どこの塾がいいとか悪いとか、◯◯の先生が素晴らしいとか、◯◯は復習主義って謳ってるのにおかしいとか、そんなことは戦略を決める判断材料の一部にしか過ぎません。

どの御家庭も「百も承知」で戦っている筈です。


そんな感じで今夜もSAPIXお迎えでございます。