突然ですが、ホンダジェットの次はF-3ですねー。
なんのこっちゃって? 国産初のステルス戦闘機のことですよー。
「将来の国産ステルス戦闘機の試作機となっている心神が8月にも初飛行する」らしいんです。
※ステルス戦闘機とは、レーダーに捉えにくい透明人間みたいな最新鋭戦闘機のこと。日本の航空自衛隊はまだ所有してません。
「日本が誇る高い技術を活用した、高い運動性を武器とする心神は、F-2戦闘機(国産現役)の後継機となる将来のF-3戦闘機の生産に向けたプロトタイプ(試作機)である。防衛省は、心神(F-3戦闘機)を米国のステルス戦闘機であるF35以上の性能を持つ主力機にしたい」とのこと。
ごめんなさい。ちょっとゴチャゴチャしてきましたね。
まずF-2(三菱)ってのが、現在航空自衛隊で活躍中の国産戦闘機です。一機あたり119億円。
こないだ生産が終了しましたが、事実上の国内No.2です。支援戦闘機ってとこです。世界レベルでみてもそこそこの戦闘機。
※色々あって日米共同開発ってことになってますが。
国内No.1はアメリカから買ったF15。
一機あたりのお値段100億円。
航空自衛隊の主力戦闘機として現役バリバリで今日もF-2と共に日本の空を守ってくれてます。だけどもうおじいちゃん戦闘機。いまだに喧嘩はメッチャ強いけど、透明人間(ステルス)じゃないから遠いところから撃たれたら負けちゃう。
「日本にもステルスを! 現在の主力戦闘機であるF15を、より強い最新の機体に買い換えたい!」ってことで、世界最強のステルス戦闘機である米国のF-22を「買う!」ってなったんです。
お値段150億円。
しかし。これが米国議会で断られちゃったんですな。「日本に技術奪われちゃうよー。そんなに強くなられても困るー」
「じゃあ、F22の劣化版のF35で我慢する」ってなった訳です。一応ステルスだから。お値段102億円。
しかし。このF35ってのが評判イマイチでしてねー。
「戦闘機に必要な加速や旋回性能が低い。短空対空ミサイルを装備出来ない」
つまり喧嘩はメッチャ弱いってことなんです。ナヨナヨした透明人間で、ちょっと主力戦闘機の器じゃない。
だってアメリカは「将来的にF22を主力戦闘機に、F35を支援戦闘機に位置付け」って考えてるんです。そんな機体を日本は主力戦闘機にしようとしてる訳です。
「冗談じゃねぇ! 日本の防衛力が北朝鮮並(大袈裟)になっちまう!」
ってことで次期主力戦闘機は国産開発なのでしょう。そうです心神です。F-3(国産)なのです。
ちょっと右に傾いている現在の日本ですが、専守防衛を掲げているからこそ、得意な技術力で中国や韓国、北朝鮮などを寄せ付けない防衛力は必要でしょう。
だって、向こうが撃ってくるまでこっちは攻撃出来ないんですから。実際、領空侵犯に対するスクランブル発進は増えてる訳で。
個人的には純国産のF-3戦闘機に、非常に強い期待を持っております。