ヤクルト
この前、ヤクルトのお姉さんが尋ねてきて、配達しますからどうですかと、見本とパンフレットを置いて行きました。
子供のころ、ヤクルトって、ちょっとした憧れでした。
当時、昭和の頃は、牛乳配達用の箱が玄関口にぶら下がってる家が割とあって、隣にヤクルトのもあると、牛乳もヤクルト毎日飲めるんだと、羨ましく思えた。
私んちは貧乏だったので、どっちもありませんでした。
とくに飲みたいという欲求は無かったのだけど、その箱は中流以上の家庭であることを示すステイタスに思えたのです。
近頃、そんな箱は見かけなくなりました。
事故防止のために手渡しになったのかとヤクルトのHPを見ると、今は保冷受箱という進化したやつになったらしい。
不在でも、受取ることはできるのです。
なるほど。
と、ヤクルト配達に関するミニ知識を得たのだけど、後日、「どうですか」と訪ねて来たヤクルトのお姉さんには、結構ですと配達はお断りしました。
憧れの対象は中身ではなく緑色の箱であって、今や私の中では、そんなこともあったな程度の思い出にすぎません。
↑ いただいたヤクルト