「日本人のカントリー歌手の特集」4月第2週
『日本人のカントリー歌手特集』 2021年4月14日放送
DJ 大塚哲夫
内容
日本でカントリー音楽が誕生したのは、正しくは終戦直後に米兵が日本各地に基地を設営し、
英語のFEN放送が若い米兵のために故郷の音楽であるカントリーミュージックを日本全国に
Far East Network <略してFEN>のタイトルで放送してからの事である。
このFENラジオ放送を若い日本の中学、高校生などがエンピツでカントリーの歌詞
を片仮名で書き取り、メロディーを何回も聞いておぼえたのである。その中から、やがてプロのカントリー歌手が誕生し、舞台としては喫茶店などでライブを行い、女子中学生や高校生などが学生服をコイン・ロツカーにいれてライブに通ったのである。小坂一也さんはLefty Frizzellの
「パパとママのワルツ」をカセットテープに録音し、この歌で人気者になり、斎藤任弘さんは
ジョニー・キャツシュのLPをアメリカ兵からゆずりうけ、完全にコピーしたのである。そして
昭和30年時代にはカントリーの黄金期をむかえるようになったのである。そこで今日は
「日本人のカントリー歌手の特集」をお送りしたい。
選曲
① ワゴン・マスター (小坂一也)
② I'm Moving On (ジミー・時田)
③ この世の果てまで (寺本圭一)
④ コットン・フィールズ (三田ひろし)
⑤ West Texas Waltz (オリーブ)
⑥ ダイアナ (山下啓二郎)
⑦ Big City (デーブ・久保井)
⑧ My Name Is Good Time Charly (チャーリー・永谷)
⑨ オーバッシュ・キャノンボール (ロバート・対中)
⑩ 藁ぶき屋根 (高石ともや)
⑪ 樫の木 (坂本孝昭)
⑫ Making Plan (森山美香)