親業訓練講座では、
子どもが問題を抱えた時に、親としての効果的な対応のひとつ「特別な聞き方」を、
実際に聞いてもらえたとわかるように、徹底的に体感学習します。
子どもの「コトバ」でなく、気持ちに焦点を当てて聞きます。
子どもが今どんな気持ちなのか?
そこを、ただ、一心に考えます。
これは、単なるテクニックではありません。
子どもは、親の気持ちが今どこにあるのか、驚くほど敏感です。
自分の気持ちに焦点が当たっているのか?
単に話を聞きだしたいだけか?
早く解決したいだけか?
「子どもを変えよう」という気持ちがあるまま、彼らの話を聞こうとしても、子どもは心の扉は開きません。
それどころか、
中途半端な対応だと、子どもも混乱して、
扉は閉じてしまうかもしれません。
親の想いは、子どもにとって重い場合があるのです
参加される方が、それぞれの想いをかかえいて、それはもう溢れるほどです。
母としての想い。
親としての想い。
一人の人としての想い。
ホント、親って ふ・く・ざ・つ です。
みなさんと話していると、
色んな気持ちが溢れてきて、交錯することもあるのですが、
それも、自分の想いを徹底的に整理する機会があまりないからかもしれません。
子どもの問題なのに、
子どもの問題として捉えられないで、
なぜ、こんなこともできないの?
押さえられない想いが「怒り」となってこみ上がる時もありますが、、、
そんな時は、当然「怒り」しか伝わってないー
怒りが抑えられない時は、
アタマではこれは子どもの問題だと思おうとしているのに、
内心はイヤだ、止めさせたい、変えさせたい、と思っているかもしれませんね。
親業では
こんな時も、無理しないで、自分の気持ちに正直になりますよ~
親自身だって、感情がありますから時に不愉快になるし、イヤだなあと思います!
こんな時に、優しく話を聞こうとしても、それは逆効果になるだけですからね(笑)。
親の顔色もバレてるし~
自分を優先するのは、ダメじゃないか?できればやらない方が良いか?と思うかもしれませんが、
子どもを助ける時と、自分を優先する時は、「どちらをすべき」というのはないと思います。
だって、どちらも大事なんですから。
親も子も
「自分の気持ちに正直になる誠実さ」が、よりよい人間関係づくりには何より最優先になります。
私の経験では、
自分を優先することを、何のためらいなく行えるようになり、自分の中に溜め込んでいた感情をしっかりと発散していって、
自分のモヤモヤをひとつひとつクリアになった後で、
子どもに対しての不安が自然となくなり、子どもを縛る必要が無くなり、
そしたら、子どもは勝手に伸び伸びとやる気に満ち溢れてきて、良い循環が加速していったように思います。
心から子どもを信頼できるようになっていったんです。
自分を優先し、自分を満たすことで、相手もこころから助けることができるようになりました。
時間はかかりましたけれどね。
純粋な気持ちを大切にすると、愛情の純度も高くなるようです。
ピカピカになると、気持ちが良いものです
愛情の良い循環にすることって、自分ではどうすればいいのかわからなかったけど、
まずは、自分の気持ちにOKを出す、
ここが一番むつかしかったです💦今もです💦
「いい親の仮面」
私は、いい親になりたい!と思い、子育てをはじめました。
私が心に描く「いい親」は、
私が幼い時に「やってもらえなかったこと」を補える親が、「いい親」であり、
それは、私の「使命」となっていました。
私が満たされなかった想いを、この子には味あわせたくない
そんな気持ちが働きました。
ただ、そこを埋めようすると、かえって、そこが欠落しているのが浮き彫りになるのです。
出来ない自分に焦点が当たりました。
子どもの行動についカッとなって怒ってしまって、
感情的になって冷静に対処できなかった時、
「ああ、わたしの対応が子どもの心を傷つけている」
と、親の立場で傷つくと同時に、
子どもの頃の傷ついていた自分も出てきたような、子どもの立場としても傷ついている、みたいは、そんな、2重の痛みのようなものを味わってしまって、
もう、苦しくてたまりませんでした。
随分、昔の事になってて、風化してました(笑)
今日、なんか、そんな事を思い出しました。
みんながみんな、こんなことを感じるわけじゃないと思うけど、
もしも、
同じような痛みを抱えている方がいたら、と思って書きました。
その後、
どうやって、自分の気持ちがラクになっていったか、というと、
子どもは、私が思っているほど、傷ついていない。
子どもは、私が思っているほど、弱くない
子どもは、私とは感じ方が違う。
なぜなら、子どもは、私とは別の人だから。
自分と同じ感情を、子どもも味わっているだろう、というのは、
単に、
子どもを自分と同じように考えている、
すなわち、別の存在だと認めていない、ということに気づいたからです。
私は、子どもを可哀そう、と思いながら、すごくバカにしてたんですね。。
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