「子供に申し訳ない」

「私みたいな母親なんて」

 

「優しくて理解ある母親」になりたいと思う気持ちは強くあるのに、

 

自分の感情を抑えきれない、とか、

つい、カッとしてしまう、などなど

 

もし、あなたが

ダメな母親という罪悪感といい母親になれない劣等感で押しつぶされそうになっているのなら、

 

おかん塾では、母親の罪悪感と劣等感こそが「逆効果になる」と全力で伝えたいです!

 

心が育つ「対等な関係づくり」を正しく学んでほしい!

 

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私が「親業」というコミュニケーションの方法を多くのお母さんに学んで実践して欲しいなと思う理由の一つは、

 

お母さんに、子ども達の為にも「こどもと対等な存在」になってほしいということです。

お母さんの中には、自分の生まれ育った境遇などから、自分に自信がなく、

 

いつも誰かに正解を求めてしまう

人の意見が気になってしまう

自分にはそれほどの価値がない、

自分なんて母親の資格がない、

子どもに申し訳ない、

自分の考えが決められない、

 

などなど

何となくずっと感じている方が少なくありません。

 

実は、私も、そう感じていた一人でした。

 

自分自身に自信がなくて、その自信のなさを払しょくするかのように、子育てに燃えていました。

 

自分みたいな子どもに育てたくない。

 

その一心で、子どもの為に何とか「いい母親」になりたいと、

私にできる事はすべてやってあげたいと思っていました。

 

それって、子どもの為でなくて自分の為やん~

 

っていう人がいるかもしれないけれど、そうじゃないと思う。

 

未熟だったかもしれないけれど、私にとっては、紛れもなく「子どもへの想い」でした。

 

子どもを「自分みたいな子ども」に育てたくないから、

一生懸命に、

ただ一生懸命に

 

良かれと思う事をただただ祈る思いで日常を過ごしました。

 

母親としての「理想」を妥協せずにしたかった。

 

でも、

現実世界では、もちろん「理想通り」にはいきませんので、多少なりとも「妥協」することになります。

 

妥協してしまった自分を

ああ、こんな自分は子どもを傷つけてしまったのではないか?

やっぱり、自分には母親の資格はないのではないか?

 

と思う。。

 

そのくり返しが起こってました。

 

本当につらかった。

でも一生懸命に、けな気に母親業をやろうと頑張っていたんですよね。

 

でもね、

今は違います。

 

「対等で心地よい人間関係」のつくり方を知ったからです。

 

子どもの心の成長にとって「心理学的によい影響」が与えられるための「視点」が加わったことで、

 

大切な人と心を通わせられる「心の架け橋」が「肌感覚」でわかってきました。

 

クローバー

 

「上にも下にもしない人間関係」


自分を「下」にしてしまうと、子どもは「上」になります。

 

それは、

真に対等な人間関係を体験するチャンスが減ることだと思うのです。
 

そして、人間関係には常に「上下」「力の差」「勝ち負け」があって当たり前だと、教えてしまうことになるでしょう。

 

じゃあ、対等な人間関係ってどんなものでしょうか?

 

実際に体験した経験がないと、その気持ち良さは味わえないかもしれません。

 

ただ、

本当に対等な人間関係を築くためには、あなた自身が誰かの陰に隠れているわけにはいかなくなります。

 

あなた自身が「表に立つ」とこと。これは、自分自身がどんなことを考え何を感じているか?「一人の人として」という部分がとても大切になってきます。

 

自分がホンモノ

 

これができて、対等な人間関係が成立するのかなと思います。

 

そして、これが案外むつかしいのです。

 

自分が何を感じているか?何が好きで、何をしたいのか?

どんなものに価値を見出しているのか?

 

自分自身の中から生まれるものを感じ、それを感じる一人の人として、自分を許しているか?

 

私は、

この問いかけを自分にした時に、全く答えられない自分がいて愕然としました。

 

 

母親自身が、

自分自身を一人の独立した人格のある人として、認めていない時、

 

子どもと

1対1の

違う人格をもつ一人の人同士として対等な人間関係を築くって、とても難しいと思うのです。

 

クローバー

 

 

そもそも、

自分に対する自己評価が低い人は、自分のことを子どもより優先することにすごく罪悪感があります。

 

表だって何か言いたくない。

 

引っ込んでいるほうが楽なのです。

 

ただ、

このやりかたでは、子どもはいつも優先され、庇護される存在となり、対等な人間関係を築く経験ができませんよね。

 

 

子どもに、

「世の中の人は自分とは違う考えを持つ人がいること、

自分と違う人にも、人としての欲求を持っていることを教えなくてもいいのか」

 

という親業をつくったトマスゴードン博士の言葉が、胸に刺さりました。

 

そうなんですよね!

 

お互いに別の欲求があるから、当然、衝突の場面がある。

人間関係に対立があるのは当たり前。

対立の解決法こそ、どの後の親子や人間関係を左右するもの

 

と、こちらの方向で改善を目指さないと、人間関係は永遠にトラブル続きの迷宮入りのままなのです。

 

でも、、、、

自分に自信のない人は、衝突や対立が超苦手ですね。

それは、過去に傷ついた経験があるからだと思います。

 

人間関係の衝突や対立は、できれば避けたいと、あらゆる策を講じて全力で阻止しようとします。

 

ですが、

 

実はこの時に、

「問題を解決していく過程で、人は相手を理解し、相手に理解してもらい、お互いの立場が違う事と、違っても共に生きる関係性をつくる自分になれる」

 

という「人生の成長のチャンス」とも言えるんですよね。

 

ちょっと話が大きくなりましたが(笑)、私が言いたいことは、

 

怒りや葛藤、対立を「避ける」のではなくて「乗り越えて成長しあえる人間関係」を家庭でつくっていこうということです。

 

子どもは大人よりもずっと柔軟な思考を持っています。

 

「なぜ?対立が起こっているのか?」

「どうすれば解決できるのか?」

 

自分の立場が理解され、相手の立場を理解した時、見識や思考を深めることで、他者とどうやったら平和に生きていけるか?真剣に考え始めます。

 

他者と生きるための共生の知恵は、わざわざこのために教えなくても、対等な家族として暮らしていると、子どもの内面から自然に生まれます。

 

心の折り合いをつけながら、自分の心地よい生き方も考えるようになるのだと思うのです。

 

これは、健全な精神の成長。

 

親業は、この世界平和に欠かせない「他者と生きる知恵」を自然に育まれるメソッドです。

 

そのためには、

大前提にあるのは、お母さん自身が自分が大切にされるべき存在だと、思っているということです。

 

 

クローバー

 

世の中のお母さんは、自分が愛されているともっと自覚した方がいいと思います。

 

「自分が愛されている」

 

ということはあまりわかりにくく、信じがたいことかもしれませんし、

これがムツカシイのもわかりますが(笑)
 

でも、「対等な人間関係のつくり方」を学び、実践するうちに、今まで他人から大切にされなかったのは、自分が自分を大切にしてなかったんだと、ウスウス気づいていくと思います。
 

じゃあ、自分を大切にするってどういうこと?
 

となると思うのですが、それは、「自分にウソをつくのをやめる」ということから始まるのかなって思います。

自分自身を説得して、

感情に蓋をして、

なかったことにして、

何も言わずに

あたかの理解しているいい人風を装い、

だましだまし生きている

 

これだと、いつか感情が爆発しますよね。
 

それは、相手にわかってほしいと思う怒りの感情であると同時に、あなた自身が自分を偽り大切にすることができていない苛立ちの感情だと思うのです。

 

エラそうに書いていますが、

 

これ、本当に私がそうだったから。

 

クローバー

 

自分のどんな感情にもOKを出す。

これは、「自己受容」というコトバであらわされますが、親業講座の大きなテーマです。

 

自分にウソはつかないで、率直に発言する具体的な方法は、すぐには身につかないのは「慣れ親しんだ思考と口ぐせ」のせいです。

 

でも、その「思考」はもう不要だし、「口ぐせ」は具体的に矯正していくのみ!

 

口ぐせをどのように矯正していくか?は「他に歪み」がでないように、全体のバランスをとりながら自分が出来る範囲で少しずつやっていくこと。

 

この辺りも、ぜひ、親業訓練講座で具体的に学んでいただけたらと思います。

 

クローバー

 

 

対等な人間関係を築くには、

お母さん自身が「自分に大切に向き合うこと」、自分の発言に責任を持ったり、評価されることを期待しない「心の体力」をつけることを強いられます。

 

私は「人間関係」とか「人付き合い」「相手を信頼する事」なんて、ものすご~く苦手だったし、

 

時に、自分と向き合うのが苦しかったです。

 

ですが、

「私の努力が子どもの為になるから」という確信の元に学び続けました。

 

子どもの為でなければこんなに深く学んでないかもしれません(-_-;)

が、

 

そのおかげで、少しずつトレーニングを重ね、今では子どもと対等に話せる「心の体力」がつきました(笑)。

 

 

メンヘラな私が、

自分の為は苦手でも、

子どもの為にだったからこそ、できたんだと思っています。

 

 

母と子が常に個別の人としていることは、

本当に目指したい「新しい時代をいきる対等な人間関係」の基盤となると確信しています

 

自分の「人としての権利」を棄権しない事。

 

真に対等で尊重し合える人間関係は、暖かく思いやりに溢れています。

 

思いやりを溢れる子どもに育てるためには、思いやりを受け取れるお母さんであることが必須なのです。

 

お母さんだから、出来るはず。

 

私はそう思っています。

 

 

 

 

クローバー

 

「親業訓練」は、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。

 

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