こんにちは、浦入智子です。
明日は、久しぶりの講演会です。
しかも、高校!
しかも、進学校!!!
いや~緊張(笑)
実は、高校で講演するのは初めてなのです。
受講生さんは圧倒的に高校生のお母さんばかりなんですけどね。。。
で、演題が唸るほど、親業らしいのだ~~
「揺れる思春期・受験期の心の向き合い方~自分の人生を切り開く力を伸ばす親のかかわり方とは~」
進学校のお母さんたちは、子どもの学力や能力よりも、メンタルが大事なことをわかってるんだなと思いました。
分かりやすいコトバで届けたいな。
さて、
子どもが事故に遭った????
え?
どうしよう?????
頭がパニックになって、何をどう対処したらいいのかわからないって時ありませんか??
親業を知っていると、自分の言いたいことがスッキリと伝えられるから、
後味もよくて、「いいカンジの自分」でいられるんですね~
そして、その後も、どんどんと親子関係が好転していっちゃって
さまざま問題や事件があっても、
ホンネを伝え合うことができると、親子の成長の機会になる ようなんですよ!
まさに、「雨降って、地固まる」なのです。
以前の受講さんの事例ですが、と~~~ってもわかりやすい例なので、みなさんにも紹介しますね
おはようございます。
夏の親業講座ではお世話になりました。○○です。
講座のあとの出来事をご報告したく、長文メールさせていただきます。
先日の日曜日の夕方、自宅に電話があり、
「△△警察ですが、○○さんは、お子さんですか?」と聞かれました。
え?警察?
でもまだその時は、あの息子が悪いことなど出来る筈がないし。。
あ、私の電動ママチャリに乗って出掛けたから、もしかして盗難車と間違われて職質受けてるんと違うやろか(笑)?
などと考え、「ハイ、そうでーす」と能天気に返事しました。
すると、電話の向こうで
「お子さんが事故に遭われました。」
え???
その瞬間、頭が真っ白になり、電話口で「イヤだーっ!!」と叫んでいました(> <;)
警察の方、少しも動じることなく、「お子さんは、怪我をされてません。今から言う住所のメモを取れますか?」と言われました。
息子は、携帯電話を持っていないので、その電話を息子にも替わってもらい、本人の口から、大丈夫、誰も怪我をしていない、と聞きました。
警察は、息子の自転車に自動車が接触して、怪我はないが、未成年であり、保護者に事故現場に来て欲しいとのことでした。
深刻な事態でないと判り、ホッとしたものの、今度は、このような場合、世間一般的にはどう対応するもの?自動車の運転手はどんな人?うちの子が口ベタで何も言えないことに付け込まれて、自転車の方が悪い、ってことにされてしまわない?等々の不安が膨らんできました。
ちょっと待って、ここで行動の四角形の出番だ!
「息子が事故に遭う」ことは、当然非受容、でも息子は、落ち着いた声で、"誰も"怪我をしていない、と言いました。
「息子が事故に遭った後、相手も自分も怪我をしていないことを、いつものトーンで話してくれた」のは、受容。
少し落ち着きました。
現場に到着して、怪我がない事を目で確認し、警察の状況説明を能動的に聞き、運転手と同乗者の話と謝罪も能動的に聞き、最後にわたしメッセージ。
「連絡をもらった時は、思いも寄らないことでパニクったけれど、ここへ来てみて、警察を呼んでくれて、雨で息子の自転車が濡れないようにしてくれ、飲み物も渡してくれて、対応してもらったことに感謝しています」。
というようなことが我ながら落ち着いて言えました。
「親業」知らなかったら、こうなってたかもしれない
パニック
→
無事で安心
→
その反動で、息子に現地で「あんたが気を付けないから」など言ってしまう。
その数日後、今度は、息子から
「オレこの歳(高1)でスマホ持ってないって、可哀想じゃない?」
と要求が。
中学時代、家族共用のiPadでゲーム三昧の末、私が隠す、取り上げる、のバトルを繰り広げてきました。
それ以外にも原因があるかもしれませんが、その頃から自分から何かを発信することがなくなっていました。
なので、「自分のスマホを欲しい」と言う言葉が出て来て驚きました。しばらく能動的な聞き方を続けて、それから、ずっと思っていた事を。
「専用のスマホを持ったら、今よりもゲームとネットに使う時間が増えて、その分ナマの体験を出来なくなるのが不安だ。」
「お母さんが夜まで帰って来れないから、その間にどれ位スマホを使ってるかわからないのも不安。そういうことをいつも考えながら帰って、あなたの顔見て最初に、今日もまたゲームしてたんかなぁ、とまず疑ってしまうお母さん自身が情けない。」
と。
息子は、
「そう思っちゃうんや」
と能動的な聞き方をしてくれました( °_° )なんと!。
哀しそうに、しかし、怒ったり、反論したりしなかったです。
そして、
「じゃあ、任天堂switch買おうかな、自分でお金貯めて。」と言いました。
私がよい顔をしないとわかっているゲームとスマホの話を、初めて自分から持ち出して「意外」でした。
switchで何をやりたいのか聞いてみたら、
「お母さんもやってみたら?」とか、
「カラオケも出来るからじいちゃんばあちゃんと一緒にやれる」、とか
プレゼンテーションしてくれました笑。
「親業」知らなかったら、こうなってたでしょう
「どうせゲームしか」と言う
→
反発される
→
スマホの悪影響について説教する。
※息子と関わる度に、あとでこう言えばよかった(´・×・`)と後悔するので、以前の自分だったらどうしていたか、も合せて妄想することにしています(≧∇≦)。
講座の最初に、行動の四角形の一番下に入れていた問題が幾つかありました。
今、一番下の幾つかは、どっちでもない領域に近い位置に上がってきています。
そして、もう幾つかは、四角形のどの領域にも存在しなくなりました。
講座でチコちゃん先生…に、許容出来ない子どもを「具体的には、どういう行動ですか?何を言いましたか?」と、よく問うていただきました。
見えていること、聴こえていることに集中する、
因数分解する、
事実を自分の中で理想や否定的なイメージに結びつけようとしない、
のが自分に必要なのかな、と思っています。
親業のメソッドは勿論ですが、テキストには載っていないチコちゃん先生の実体験、ご一緒した皆さんの受けとめ方などが渾然一体に、私の一部になっている気がします。
まとまらない文章をお読みくださりありがとうございました。
フォローアップ講座を楽しみにしています。
失礼しました。
ありがとうございました!
なんか、
すっごくわかりやすく、親子の関係を実況してくださって、その様子が、目に見えるようで、私も嬉しくなりました
それにしても、
お母さんの心配の胸中を察しながらも、それでも自分の手に入れたい欲求の為に諦めずに親に働きかけていく姿勢は、
親としてなんと頼もしいことでしょう~
どちらも、「力づく」で自分の欲求をゴリ押しするのではありません。
お互いに本音を率直に語り合うことで、相手を理解しながら自分がどうしたらいいかを考えていきます。
子どもは、親からそのまま受容され信頼されていると感じると、今の問題を解決するための最良の答えを出そうと、自然に知恵が湧いてくるのです。
誰もが持つ「心の作用」です。
この「作用」を起こすには、
使うと応えてくれる、頼れる道具のようなのが「親業」が欠かせません
ココロの通い合う関係づくりには、もう、必須アイテムだと思うのです。
この方もラクになられたでしょうが、
息子さんも、ラクになったんじゃないかな。。。
だって、
親子が互いに理解しあえて、信頼できると、
人生の心豊かな時間が確実に増えると思うからです。
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