こんにちは、浦入智子です。

 

私は、心の通い合うコミュニケーションのコツをお伝えしていますが、

 

いつも思うのは、

人間関係の習得にはマニュアルとか、こうすればいい、とか、

ノウハウのようなものは、存在しない、ということです。

 

 

通り一遍のものではありませんし、

そんなことは、もう、誰でもわかっていると思います。

 

 

でも、

 

・・・

 

DEMO

 

・・・

 

本当に困っている時、

 

人は、

「どうすればいいの?」

 

と、直ちに有効なモノとか、即効性のありそうな対処療法的なものに、飛びつきそうになると思います。

 

 

扱っているのは、親と子の人間関係です。

 

そして、人間関係と言うものは、必ず相手がいます。

 

人間関係とは、一方的なアプローチだけでは、どうにもならないものなのですよね。

 

半分は、相手に委ねなければなりません。

 

 

相手がどう思うか?

相手がどう感じるか?

 

 

相手の心を思いやって、

相手にも、人格があり考えがあることを認めたうえで、自分の考えも伝える、という、

 

どちらも大切に思う心がないと、 人間関係は上手くいかないのです。

 

 

IMG_1943.JPG

 

 

あ、そうそう、

それ以前に、大切なコトがありますね。

 

 

わたしは、

本当に温かく健全で対等な人間関係、というものが、どんなものであるのか知りませんでした。

 

 

親や大人の愛情は感じていたのですが、

人間関係は対等ではなかった気がします。

 

 

私の周りでは、

いつも、どちらかが、勝ち、どちらかは、負けていいなりになる、

そんな人間関係が横行していました。

 

 

勝ち負けある人間関係とは、

いわゆる、タテの関係です。

 

 

この人なら私の思い通りになるわ!

 

または

 

この人の前では、自分の意見などとても言えないな、

 

とか。

 

私が経験してきた人間関係とは、ほとんどがタテの関係でした。

 

なので、

例え、相手が対等に扱ってくれても、何となく、居心地が悪くて

「いえ、私なんて・・・」とへりくだったりして、

 

 

相手の思いやりに、必要以上に恐縮したり、

相手の褒め言葉、そのまま受け取れなかったり、

 

 

対等な人として存在することがとても下手だったな、と、

今、昔を振り返ってそう思います。

 

 

 

IMG_1944.JPG


 

対等な人間関係をなぜ築く必要があるのか?と言えば、

 

 

相手にとって対等な存在と言えるほど自分が価値がある存在だと、自ずと思えるからです。

 

 

褒められる、とか言うのとは次元が違う、

対等な存在として、認められている、この心地よさ。

 

 

大好きな親に対等に扱われる、ということが、

どれだけ、子どもの自尊心を満たすことになるでしょう。

 

 

あなたの大好きで憧れている人が、

あなたを対等な人と認めてくれる、

あなたを「仕事」ができる戦力としてあつかってくれる、

 

そうすると、

自分の価値が認められたと、満足感がMAXになり、

とっても張り切って、期待に応えようとしたくなりませんか?

 

 

クローバー

 

 

親が親ぶらず、

子どもを子ども扱いしない。

 

 

これは、

放任主義とかすべてを子どもに任せる、ということではありません。

 

 

親の役割をしながら、

人としては対等であり、子どもの人格を傷つけないで、

 

 

個人の個性を大切にしながら、社会の組織全体として調和することを同時に行います。

 

 

問題を取り上げなので、

むしろ、とても厳しいと思う面もあります。

 

 

でも、

これも依存体質だった私の主観かもしれません。

 

子どもたちは、それが当たり前なので、問題がないのです。

 

 

自分の発言に責任をとることを、教えると、

子どももコトバを選んで発言するようになります。

 

 

それは、

私たちが言葉をとても意識して選ぶのとは、違い、

とても自然に、それが出来るようになっています。

 

 

個性と調和のバランスも、ムリなくとれています。

 

 

私たちが、苦労した人間関係を、

子どもは

ス~イス~イ

 

苦なく、やってのけています・・・

 

WO!

そんな事がおこります~

 

 

これぞ、

人間関係ネイティブキラキラ

 

 

クローバー

 

善悪でも、

損得勘定でもない、

 

 

子どもの心が動くのは、対等な人としての信頼です。

 

 

先に、信頼することが秘訣です。

 

 

大好きな人に、無条件に信頼されると、

人は、その信頼に応えたくなるものです。

 

 

それは、

人としての自分のプライドであり、

自分に問いかけるもの。

 

 

信頼に応えたい!と思うし、

そんなガンバっている自分は、好きなのです。

 

 

自分の為には、がんばれなくても、

大好きな人の為にはがんばれます。

 

 

だから、

自己規律には、人間関係の土台がいるのです。

 

 

クローバー

 

 

「子どもが家のことをやってくれるようになったので、

私は仕事が無くなってしまいました」

 

 

少し前に講座を受講された方が、こう語ってくれました。

 

 

親業の方法を使うと、子どもはとても前向きに親を助けてくれるようになります。

 

 

それで、

仕事が無くなってしまい、これでいいのかしら?と少々困惑気味のお母さん。

 

いえいえ、

とても大切な仕事が残っています。

 

それは、

 

子どもの想いを受け取ってあげること。

 

 

私は、

母親の仕事の中でこれこそ、一番大切な仕事だと思っています。

 

これをすると、

極端に言えば、母親は家事をしなくても、子どもがやってくれる、なんてこともアリになると思います。

 

 

行動的には何もしないように見えますが、

これは、お母さんにしかできない、そして、もっとも大切な仕事だと思います。

 

 

自分の想いを大好きなお母さんにしっかり受け取ってもらえたら、

 

もう、

 

どんなことでもできそうです!

可能性は無限に広がりそうです!!!

 

 

 

あなたが、あなたの大切な人のために働いた労力を

大切な人がとびっきりの笑顔で受け取ってくれたら、

本当に満足させているのがわかったら、

本当に嬉しくて、やったあ~っと、思いませんか?

そして、

自分は大切な人を幸せにできる、とても価値のある人だと思うでしょう。

 

 

だからね、

 

満面の笑みで、

とびっきりの声で、

子どもの声を受け取ってあげる、

 

それを、真剣にやってみて欲しいな、と思います。

 

 

愛されおかん塾の

愛され、とは、

 

愛される、ということが できる、

すなわち、

受け取り上手なお母さん、という意味合いを込めています。

 

 

クローバー

 

 

対等な存在としてのより良い人間関係を習得する講座があります。

 

他人にホンネを言うことが苦手なら

親も子も、どちらも自立の訓練が有効です。

 

問題を分けて考える適切な距離感と、

権力に巻き込まれない自己表現など、

どちらも技能として習得をめざします。

 

 

 

おしらせ:募集しています飛び出すハート

 

晴れ親業訓練一般講座

対面で学びたいとリクエストがあり、開講します。一緒に学んで下さる募集しています。対面クラスは最近少ないので、迷っているからは、よかったら検討ください。少人数でガッツリ学べますよ。

 

 

 

晴れパートⅡ講座

親業を別の角度から深く落とし込みたい方のための、復習講座です。こちらも土曜日開催のリクエストをもらい、一緒に受講して下さる方を募集しています。一番ゆるくて(だと思ってる)楽しくて深い講座ですよ。

 

 

 

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