●母親の罪悪感は子育ての邪魔だと思うので捨てて下さい

 

こんばんは、浦入智子です。

 

ずっと仕事を持ちながら、子育ても頑張ってきた受講生の方たち。

 

「仕事をしてきたから、子どもとの関係が悪くなったのかなあ」って、

 

自分の生き方を後悔したり、

仕事をしていることを責める方もおられます。

 

もう長い間、子どもさんとの関係が悪く、どうしていいのかわからずに困っている方も。

 

 

親業に出会い、

「ああ、幸せの方向はこっちだったのね~~~~」と

やっと「光への道すじ」がわかり始めます。

 

これがわかることで、子育ての迷路、グルグル手探り状態から、脱却できるのですね。

 

でも、

方向がわかっても、まだまだ「道のり」は険しいこともあります・・・

 

人生は365歩のマーチですね。(←知ってる?)

3歩進んで2歩下がる~~~~~

 

幸せの方向はわかっても、まだ、光が見えない方へ

 

あるいは、

光が差してきた!と思った矢先、また見失ってしまった方へ

 

こちらのメールを紹介させて下さいね。

 

親業を学びにいってから、関係もよくなってきたと思ってた矢先の不登校で、また私に最近反抗的になってきたのが、辛いところです。

 

ブログにもあったように、親業で親の態度に変化が見えたから、問題が表面化したんでしょうか。

 

不登校になったことで私が心配し、色々声かけたり、信頼関係を築かないと!と思ってる事が伝わってるんでしょうね、焦らずですよね。

子どもは、ようやく通信のサポート校に通い始めたところです。

 

他の受講生さんのメールにもありましたが、この子の人生はきっとうまくいく!と信じて、コントロールせず見守っていこうと思います。

 

 

 

子育てを山登りに例えると、まだまだ、険しい薮の中ですね。

 

こんな時は、まだまだ手探りの状態でしょう。

 

進む方向が合ってるのか、間違っているのか?それがわからないと、本当に苦しい状態が続くように思えるかもしれません。

 

思春期の子どもとの関係は、一筋縄ではいきません。

 

思春期はどうしても進路がからんできます。

 

進路の大切さは、わたしたち親世代にとってはとても大きいですね。

 

その後の人生が大きく左右される!と思われている方も多いでしょう。

 

子どもの為にと、なんとか学校に行かせようとします。

不登校になったら大変!とばかり、まだ何とか言い聞かせることができると考えると、子どもに登校を無理強いしたりし勝ちです。

 

すると、今度は本当に学校に行かなくなったりします。

そこで、やっと親は慌てることがあります。

 

最近は、学校の対応も以前とは少し変わってきているようですけど。

 

 

クローバー

 

親業を学んでも、また、なかなか、いいカンジにならない方。

 

それも、理由があるかもしれません。

 

よかったら、次の2つを振り返ってチェックしてもらったらイイかなあと思います。


①徹底的に、親の意見の押しつけをやめる

知らないうちに、最終的には親の力を使って「ゴリ押し」「ねじ込み」をしてしまっていませんか?
親は「子どもも同意した」と思っていても、案外子どもは納得していない場合があります。
後で、「逆らえなかった」「あの場では何も言えない」「言ってもどうせ却下されるし」など言われるパターンです。なので、ここは、キッチリと「親の力を押しつけられたと思うリスクの少ない言いかた」を抑えておくといいと思います。

私は子どもたちの進路に関しては、基本的に「何も言わない」「口出ししない」ことにしていました。それでも、母親が何を望んでいるか?くらいは子どもは私の普段の言動で察知します。

 

普段、テストの点数が良い時など「すごいわね~」と「満面の笑みで喜んでいる母親」が、いざという時「勉強なんでどうでもいいわよ」などと言っても、子どもにとっては信ぴょう性がないわけです。

 

子どもは本当に鋭く、私以上に私を知っている存在です。

なので気をつけることは、いい親ぶらない・内外一致・意見はわたしメッセージで言う がいいと思います。(←コレ、具体的な方法は親業講座で学んでください)

それで、進路に関しては、最終的には本人が決める。

決める場をつくる。

本人がキチンと口にして言う。

言い切るまで待つ。
 

ここは本人の問題だという意味でも、徹底しておくとよいと思います。それが子どものメンツを立てることであるし、人として信頼している事になると思います。

 

何より、子どもの人生です。

日本人は、何となく、空気感や流れで、物事が決まっていくことが多いようですが、ココのけじめは必要だと思います。


②子どもの辛さを理解する

自分の不甲斐なさと対峙することはとてもしんどくて辛い事です。
そんな時、お母さんがあれこれと子どもを責めると、

「あ~もう、今勉強しようと思っていたところなのに、やる気なくなった~」と、全てお母さんが悪い!親が悪い!先生が悪い!と責任転換する事ができました。

親が問題を取り上げなくなると、子どもは責任を擦り付けることができなくなって、とても困ります。。。

 

でも、まだ、さっさと動けるほど自己規律力も育っていません。
そんな時、自分が何もできない人間だと知り、愕然とするのです。
学校は課題やテストが多く、魅力も感じない。友だちも先生も面倒くさい。行きたくない。「行った方がいい」とわかっていても、心がついていかない。不甲斐ない自分。。

あまりにも辛いと、矛先を親に向け甘えたくなることもあるかもしれません。

 

揚げ足をとるように、些細なことで親に絡んだり、昔の古傷を持ち出してきたり、挑発してきたり、責めたり。。。。

「昔、お母さんに〇〇されたから、お母さんが悪い」
「お母さんなんだから、~しれくれてもいいでしょ!」
「これは、お母さんの仕事なんじゃないの!」
 

痛いところをついてくるかもしれません。でも、ここで挑発に乗って親子喧嘩をしてしまうと、勝ち負け論争に突入して子どものエネルギーを費やしてしまうことになります。

 

また、

「そうね、お母さんが悪かったわ」と、あなたがこれを肯定し自分を卑下しすぎると、「やっぱり私は可哀想な子」と大義名分ができたので、動かないことを正当化するかもしれません。

 

でも、子どもが本当に望んでいるのは、お母さんを悪者にする事ではないはずです。
それでも、お母さんを悪者にするのは、お母さんを悪者にしなければ「自分が悪くない」と思えないからでしょう。それほど、自己肯定感が低く自信を無くしているのかもしれません。

 

 

ここは、

子どもの辛さに巻き込まれずに、とっとと違う世界へ行きたいところ!
 

そのために「親業」の対応を思い出して意識するのがおすすめです。

 

今こそ、行動の四角形を思い出して「こどもの問題」「自分の問題」としっかり分けて対応されたらいいのかなと思います。

 

子どもは動けるだけのエネルギーが不足しているかもしれません。かならずサインが出ているはずです。

 

エネルギーが枯渇している時に、更に追い詰めることはしたくないはず。

なので、自分の気持ちを整理し、親としての関わり方を見直したいところです。

 

子どもの心を癒すために効果的な方法は、具体的には「受容」を示すです。


「コトバ」に反応しないで、「そのコトバを発している気持ち」を観てください。
 

母親に罪悪感があると、子どもに責められるのがツラくなるので、どうしても先に「コトバ」に反応してしまい勝ちなのです。でも「自分は悪くない」と思えば、切り離して言えると思います。親はそのように思わなくてもいいのです。


そして、もし言いたいことがあれば、「わたしメッセージ」で伝えます。
 

←この時のわたしメッセージは、親業でしっかり学んだモノにしてください。見せかけのわたしメッセージにはならないように!

 

能動的な聞き方をベースにして、わたしメッセージで対応できると、親の指示が最小限になりますから、少しずつでも縛られて窮屈に感じてた心が解けていきます。

 

そのうち、

「愚痴ってもいい」

「何を思ってもいい」


が伝わります。これが、お家の中での「完全に安心安全な環境」です。

 

 

こんな時、お母さんに「罪悪感」があると、もう大変です!

自分の人生を否定されたように感じると、ムキになって怒ったり、ひどく落ち込んだりしてしまいます!!!!!

 

そのことが、子育てをややこしくします。

「悪者探し」「原因探し」になってしまうのです。

 

結果的に、子どもは安心して自分自身を見つめていく作業ができません。

 

もうね、母親の罪悪感は奥ゆかしくもなんともない!子育てに邪魔なので捨てて下さい!

ビバ!開き直り!

 

 

クローバー
 

 

子どもの挑発に乗らない
子どもから嫌われていても、シレ~としている、好かれようと思わない
 

 

これも、いいかもウインク


私たちが育てようとしているのは、自立の心です。一人で立ち上がろうとする力です。それは、自分の人生に「責任」を負うという事です。思っているよりもずっと厳しいことなのかもしれません。だからこそ、そこを育てるためには、私たち自身が意識する必要があると思います。

 

 

親も自立が必要です。

 

子どもに媚びないで堂々としていましょう。
こんな時は、しんどいですけど。


 

私は、基本的には、子どもは一人でも十分に生きていける、

子どもには何にもしなくても大丈夫なんだ、と思っています。
 

子どもの人生を邪魔しない!

 

でも、

もし、なにかしてあげたい、と思うなら、


あなたなら大丈夫よという信頼と、
子どもに近づきすぎない、距離感と、
いつでも助けるからという優しさ

 

これがあるといいかな。。

 

 

子どもは誰もが自分の問題を解決しながら成長していく力強さを持っています。

 

子どもの力をあなどってはいけません。

 

 

 

【参考コラム】子どもを怒る事に罪悪感を持つとかえって逆効果になると思う理由