こんにちは、浦入智子です

 

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昨日は、

「親業訓練講座」で学んだメソッドを、半年かけてじっくり落とし込んでいく「パートⅡ講座」の開講日でした。

 

パートⅡ講座以外にも、自己実現講座やもっと前にやっていた再受講コースなど、「親業を継続する講座」では、みなさんのご家庭に親業が馴染んでいく様子がよくわかります。

 

そして、自己流の解釈になっているところも(笑)

 

そんな時は

心配しなくても、問題がちゃんと出てくてくれます(笑)

 

パートⅡ講座が、親業訓練講座よりも受講期間を長くしているのは、「定着」こそ大事だからです。

 

表面的な問題が解決していくと、その奥にある問題が、次々に出てくるのですが、それだけ悩んできた、奥深い問題だということですね。

 

今まで隠れていた「議題」も次々に出没します~

 

・子どもの行動が受け容れられない時、

・モヤモヤする時、

・なんだか、引っかかっている時、

 

親が「許しがたい感情」を持っている時、それは、今まで「未解決の問題」が絡んできているのだと思う。

 

そんな時、親が問題を持っていると考えます。

 

なので、問題を持っている親が、自分の問題を解決する!

 

この視点は外せません。

 

解決策は色々と用意されていますが、

相手に直接働きかける手法が「わたしメッセージ」です。

 

この「わたしメッセージ」がスグレモノなのです。

 

自分のモヤモヤに触れるということは、

即ち、本当の自分の感情と出会うということです。

 

そして、親も子どももぶつかりながら、人として成長し磨かれる作用もあります。

 

以前いただいた受講生さんのメールに応える激アツな記事。

わたしメッセージは必須だと書いています(笑)

 

胸がいっぱいになる(笑)

 

 

↓↓

 

========

 

先生、

 

親業を受講出来てとてもよかったです。

 

私は無意識に人に合わせる癖がついて、自分がどうしたいかではなく、自分が他人のためにどうしたらいいのかを考えて自分の言動を決めていました。他人軸で生きています。

 

なので、子どもたちには自分軸で生きていけるように育てていきたいと思っているのに、コントロールしようとしている自分が嫌で困ってます。

 

子育てをしていると、イライラ、不安、心配、色々な感情と向き合うことになるので、それを自然に表現できるようになっていきたいです。

 

 

========

 

 

メールをありがとうございます。

 

親業では、「子どもを健全に育てるための確かな理論」があると同時に、「今の私がどうすればいいか?」も提示されています。

 

 

今、

子育てに真剣に取り組みたい

自分の子育てを失敗したくない

 

と、「子育ての正解」を求めて、勉強している方が多くおられると思います。

 

あ、私もその一人でしたけど(笑)

 

 

私の場合は、

他人の目ばかり気にする自分は、「他人軸」で生きてるから、自分の子どもには、「自分軸」で生きて欲しいな、と、そんな風に思っていました。

 

 

他人にどう思われようとも、自分で考えて行動できる子に。

他人の評価を求めず自分で自分を評価できるように。

 

でね、

親業で育つのは、それだけではありません。

他者への思いやりの心もです。

 

 

子どもに主体性を持たせるように「自分のやりたいように」と育てている人は多いと思います。

 

「自分軸」で「自分がどうしたいか?」を考えるよう促すことはとてもいいですが、

 

同時に「他者への配慮」も教えたいところです!

 

あまりにも自我が強すぎると孤立してしまいますから、

だからね、

一人の人としての、自分も相手も大切にする「バランス感覚」を持ち育てることが大事だと思うのです。

 

 

クローバー

 

 

子どもを優先する子育ては、私も行っていました。

 

と言うか、

私の場合はあまりにも自分に自信が無さすぎて、育児書を読み漁っていました。

 

というのも、

「人の目が気になり過ぎる」

「自分軸がない~~~」

 

人の目を気にする自分がイヤすぎたのです。

 

そして、なぜ、そうなったのか紐解いていくと、どうやら自分の生い立ちに原因があるらしいと思い至りました。

 

これは、自分の親からの影響なんだ、、

 

そう思うと、

 

子どもにはゼッタイに受け継がせたくない!!!!!

 

と思っていたのですね。

 

すると「他人の目を気にしすぎるしぐさ」ばかり気になることがあったんですね。。

(だって、自分が気にしているからです。。)

 

 

母親の目を気にする子どもがムッチャ気になる^^^

ああ、私の顔色を見ないで~~~

自分で決めて~~~

私みたいにならないで~~~~

 

私の一番嫌な部分が、子どもの中に、まるで写し絵の様にあり、それを見て、余計にイライラしていました。

 

これ、わかりますか?

 

で、

 

残念ながらですね、、、

私のこの思考はかなり厄介で、無限ループの恐れあり、、でした(笑)

 

 

子どもの視線が気になって仕方がない。

気にしないで欲しい、

 

と、親が言っても、

 

子どもの立場になると、

お母さんに言われれば言われるほど、逆に気になってしまうものですよね。

 

子どもは本当は、お母さんの事など、さほど、気にしていないのに、

「私の顔色をイチイチ気にしている?」と言われ、

 

という事は、それほど、お母さんは自分の事が気になっている、という姿であり、

 

それを不機嫌そうにまざまざと見せつけられ、、

 

自分の姿が、お母さんに影響を与えているの?

でも、どこがどう悪いの?

気にしないでいいよ、というくせに、

ホントに気にしないと、お母さんはイライラしてるよ、、

あれ?

本当はどっち?

もうどうしたらいいかわからないよ、

 

お母さんが「自己否定」すると、どうしても、自分の「コトバ」と「本音」に矛盾が出てくるようです。

 

これが大問題!

 

結果的に子どもは親のコトバを信用することができなくなり、常に緊張を強いられることになってしまうかもしれません。


 

クローバー

 

 

自分の嫌な部分を子どもが持っていると、

親は本当に嫌なものです。

 

子どもが、非の打ち所がないほど、イイ子であっても、

親自身も「他人に媚びるイイ子」を演じるタイプで、それをどこかで卑下している場合は、イイ子な自分の子どもを見ても、手放しで喜ぶ気にはなれません。

 

逆に、

子どもが自分に反発しても、どこかで「ああこの子はわたしと違っているわ」と、妙に安心する場合もあります。

 

 

こんな風に思う方は、

自分に自信が無くて、ダメだと思っている場合が多いです。

 

子どもを見ていると、自分を見ているようで、辛くなります。

 

はい、わたしのこと。

 

 

クローバー

 

 

「人目が気になるワタシ」だけど、

「人目を気にしない子ども」を育てたい。

 

こんな場合、どうすればいいか?ですが、

結論から言って、親業の方法を実践していただければいいと思います。

 

親業の方法で大切なのは、

・自他分離

・内外一致

 

です。

 

ここさえ押さえていると、子どもは自分を大切にしながら、他者への思いやりも矛盾なく持てる子に自然に育ちます。

 

小賢しく考えないことです。

 

「私が何とかしてあげなくっちゃ」

なんて、そんなこと、考える必要はありません。

 

親が、正直なわかりやすい自分の姿を見せていくと、それが、たとえ他人の目が気になるカッコ悪い姿であっても、子どもはちゃんと理解し、受け容れて、どうすればいいか?考えていくものです。

 

ここで大切なのは、

相手の行動を、「評価」「憶測」「解釈」「判断」「レッテル張り」「操作」「コントロール」しようとしないで、

 

わたしメッセージ!

 

自己開示しながら率直に話すことで、お母さんの考え、「そう考えてしまう人である」という、「思考のクセ」を子どもに伝えることができますが、

 

それは、あくまでも、お母さんの思考のクセであり、自分とは切り離して考えることができます。

 

お母さんが、そう考える人である、という事実を受け止めた上で、

どうすればいいか、考えます。

 

でも、それは、

「自分もそう考えねばならない」というものではないので、お母さんが持つ考え方を自分が受け継ぐかどうかは、全く別の問題です。

 

こういう、

親の「歪み」を子どもに連鎖させずに、子どもが自己の考えを確立させていけるのが、「わたしメッセージ」のすばらしさだと思う!!

 

私のような、自分に自信のない「ヘタレ」の母親が、子どもの為にできるのは、これ。

 

 

親は、

あなたと子どもは違う、ということを、もっともっと知っておいた方がいいと思う。

 

子どもが持つ可能性の力を信じることです。

 

でも、こういう「ヘタレ」の親は自分に自信が無く自分をダメだと思っているので、

 

子どももダメじゃないか?と、自然に思います。

 

子どもの力を信じることが難しいのです。

 

自分と子どもを「同じ」ように考えてしまう。。

 

ココが子育ての最大の難しさだと思う。

 

 

クローバー

 

さて、

先ほど紹介した「メール」で、

 

自分が他人のためにどうしたらいいのかを考えて自分の言動を決めていた・・・・

 

とありますが、、

 

これ、

とても素晴らしいと思いませんか?

どうして、これがダメなんでしょうか?

 

本当に強い人は、自分の事よりも他人の事を考えて生きることができます。

 

「自分軸」が良いとか、「他人軸」がダメだとか、思っていませんか?

良いとか悪いとか。

これも「評価」してますよね。

 

で、頭で考えるとどうしても情報やコトバのまやかしになる気がします。

 

ちなみに、親業では「自分軸」も「他人軸」のどちらの視点も大事にします。片方だけとかはないです。バランスよくどちらもある。

 

それに、

他人のためにどうしたらいいのかを考えて自分の言動を決めても、

それを、自分で選んでやっている、と考えると

それはまさしく「自分軸」ですね。

 

 

問題は、

あなた自身がそこで、困っているか?だと思います。

 

不満や恨み、悲しみがたまっているかどうか?

フツフツと湧き出るような、訳の分からない、怒りがあるかどうか?

生きにくさがあるかどうか?

痛みのような感情があるか?

 

本当は、あまり困っていないのに、「情報」によって、「困った人」「可哀想な人」にさせられていることはないでしょうか?

 

何がいいとか悪いとか、「情報」や世間の「評価」を気にしていると、本当の「満足」は得られないかもしれません。

 

「満足」「幸せ」を感じますか?

その感度をあげていきましょう!

幸せ感は、自分の内的な感情だからです。

 

感度が下がっている場合は、

 

いつもダメ出しされているような、

気が休まらないカンジとか、

これでいいんだか、悪いんだか、

 

「満足?」「幸せ?」と聞かれても、あまりピンとこないかもしれません。

 

そんな方は、自分が何で満足する人なのか、意識して考えてみるといいかなと思います。

 

どんな時に嬉しいか?

どんな時に悲しいか?

 

でも、

これも、子どもと正面から関わっていると、心配しなくてもちゃんと自然に子どもが突き付けれくれると思います。

 

子育ては「感情」を使うからです。

 

なので、「親業」を実践する中で、自然に見えてくる、というかわかって来ると思います。

 

たとえ、感度が低くて、愛情の量が少なくても、気にすることはありません。

 

大切なのは、ホンモノであることです。

 

 

クローバー

 

「自分軸」「自己実現」など、新しい考え方に触れて、

 

こうなりたいな。

こんな子育てをしたいな。

 

そう、思うのはいいのですが、それが行き過ぎると、

 

そうでなければダメ

今までの自分はダメ

 

と、今の自分や今までの自分を否定してしまってませんか?

 

私も、

自分の生きづらさの原因を知った時、自分に足りない部分はどうすれば補えるのか?

 

必死で探していた時期がありました。

 

子育てする中で、自分の不完全感や無能感を感じるのが辛くて、早く払しょくしたかったんだと思います。

 

でも、足りない部分を補おうとすると、私は永久に幸せになれないことに気づきました。

 

足りない部分が完全に補えるなど、ありえないコトだからです。

 

 

子どもに「自分らしく歩いて欲しいから、なるべく子どもをコントロールしたくない」、と思うばかり、

 

子どもに抱く感情を否定してしまう。

 

コントロールしようとしている、ということは、子どもの行動をイヤだなやめて欲しいは、変えて欲しいな、

 

すなわち、「非受容」である、ということ。

 

「非受容」な感情をもつ自分が「嫌」ということは、

あなたは自分で自分の感情を「許していない」ということですね。

 

 

ここで、大切なのは、

「非受容」がダメだとか、

「非受容」を「ダメ」だと思うことが「ダメ」とかでなく、

 

まず、

自分の「非受容」に気づいてあげて、目を背けないことです。

 

きっと、あなたは

嫌だと思う自分が嫌なのでしょうが、

嫌なんだから、仕方ない。

 

感情はコントロールできません。

自分であっても。

なので、なかったことにしないで欲しいです!

 

まずは、ここからなんです。

 

イヤだと思うのは、あなた自身の湧き出る感情です。

自分の中からあるもの。

 

すなわち「自分軸」の根幹になるもの。

 

自分のありのままの感情を否定しないであげて下さいね。

 

自分の気持ちに正直に、自分を表現すると、子どもを傷つけてしまったり、力を使うことにならないか?と心配になるのかもしれませんね。

 

その為に、「親業」があるのです。

子どもを責めない、力を使わない言い方をしてください。

 

親が、自分の本音を表現することを恐れないでいると、

子どもも本音を表現してもいいんだ、と教わります。

 

大丈夫ですよ。

子どもの力をあなどってはいけません。

子どもはあなたとは違います。

 

私たちがやろうとしていることは、

とんびが鷹を育てるような、

親を踏み台にし大きく超えて、大空に飛び立つ子どもを育てる事です。

 

あなたがしっかりと、ぶつかってあげることで、

子どもは「本音でぶつかり合える」「ホンモノの信頼関係」を体験的に学ぶことができます。

 

 

とんびだって、十分に役に立てるのです。

 

とんびの力もあなどってはいけません。

 

 

クローバー

 

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