●子どもが調子に乗ったりふざけたりして困る時、根本解決へ向かう効果的な対処法


 

よく、幼稚園や小学生くらいのお母さんからこんな質問を受けます。


 

子どもが落ち着かなくて困ります。

習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。

私は、他の方に迷惑がかかるのではないかと、気が気ではありません。



はーい!大丈夫👌ですよ。


普段の声かけを徹底的に変えていくと、子どもの情緒は落ち着いてくるし、判断力も身につきます。



子どもの心が反発や防衛するのは、


親や先生のちょっとした言い方で、

彼らの自尊心やプライドが傷ついてしまうから。


そこに気づいて対処しないと、

ますます意固地になり、お互いがますます感情的になっていってしまうのです。


 

 

問題は、

親であるあなたが、子どもの心に届き、考える力が伸びる「適切な言い方」を「知らない」と言う事。



子どもの態度が、周りの人に迷惑がかかりそうだなあと、その瞬間に、


ブレずにバシッと、子どもの心に届くコトバが言いきれる、コミュニケーション力が足りないのです(-_-;)


 

子育ては、とっさの時ほど、親としての真価が試されます。

 

子どもの心は親から自分が「どう関わられているか」にとっても影響を受けますから、


子どもが思いやりの心から自分で行動を変える子に育つように育てたいのなら、言い方は想像以上に気になるところ。


 

でも、、

思ったように子どもが動かない時などは、周りの人へ迷惑がかかりそうだと親もあせって、

 

子どもの行動を早くやめさせなくちゃ!

 

と、あれこれと指示しがち・・。

←そして非難がましい言い方になる

 

ホントはこんな時でも、

 

子どもが自分で考えて、場面や状況を判断しながら、ふざける行動を自分からやめる!

 

ように接したいと思っているはず。。。

 

(親が)やめさせる

   ↓

(自分から)やめる

 

これこれ~

このコミュニケーションにシフトしていきたい!

 

即ち子どもの「自己規律力」 が育つ事を最終目標にしたいのです。


おかん塾では「自分で考えて規律心をもつ子」に育つように、親のコミュニケーションのとり方を具体的に学びます。

 

どんな時も、子どもが自分で考えて自分で動くよう、本人の心の成長を第一に考えるコミュニケーションは、学べる時代!


そう、

心の通い合うコミュニケーションは学べるのです。

 

そんな、一見「理想的な子育て」だと思われるかもしれませんが、でも、それも、親の日常のコトバを徹底して丸ごと変えていくと、意外とアッサリ叶いますよ。


信頼と実績のある具体的な方法なので。

 

でも、

一般的によく行われているのは、「ご褒美」や「褒めコトバ」や、逆に「脅しのコトバ」を使って子どもの行動を変えさせようとする方法とは、真逆です。



なぜなら、その方法では自分で考える力を奪っているから。



「ニンジン」をぶら下げて、行動を変えても、効果はすぐになくなっていくことなんて、目に見えてるし、

 

子育ては、上の子どもでは「OK」だった「ニンジン」が、下の子どもにはまったく通じなかったり、かえってへそを曲げたりするのもよくある話です。

うちも、息子が3人おりますが、3人共に、それぞれ特性が際立っていました。そして、全ての子どもに共通する「正解」はありません。。

 

なので、どの子も自分で考えて納得して行動を変えるように、親のコミュニケーションを見直す方法が安全だし、絶対おすすめです。


 

これは

子育てを親と子の人間関係とし、

愛と信頼を伝える「伝え方の問題」として整えていく方法です。

 


「伝え方」には、ある「法則」があります。


その法則を取り入れると、いつでもどこでもスンナリ伝わっていき、子どもが自ら動いていったのです(◎_◎;)。

 

そして、上達のためには、「伝え方」は「技能」なので、実際に口に出して言ってみる「訓練」が欠かせません。

 

子どもへのコトバが変わらなければ、状況は1ミリも変わりませんからね。

 

 

これこそ、訓練!!

 

ここでは、その中のほんの一部ですが、ご紹介しますね。

 

 

  まずはピカピカのメガネで状況を判断しよう

 

「正しい伝え方」ができるようになるために、

まず、初めにするのは、状況を正しく見る視点の訓練です。

 

つまり、

「このモヤモヤは誰が困ってる?」という視点をもつことです。

 

この視点はとても大切なモノです。なぜなら子育てはここが混乱することが多いから。

 

私は、三人の息子のふざけた行動を見て、自分の気持ちが「ん??」「モヤモヤ」ってしたときにも必ず確認していました。

 

 この子はじっとしていたくても できないのかな?
 わざと、ふざけているのかな?
 

気持ちを落ち着けて、ここをよ~~~~く見極めていましたよ。

 

私は子どもが「わざと」か「わざとでない」かで判断が変わりました。

 

わざとふざけている時は、きっと、ちょっと注意したくらいではふざけることを止めないですよね。だって、わざとしてるから。


これだと、私がやめさせても、その場しのぎにしかならないし、しばらくすると、また同じことを始めるかもしれない。
 
そして、もしかしたら、ふざけることで、何か目的を達成しようとしているかもしれない。
 
そんな時は、行動だけを無理やり変えても、根本解決にはなりません。
 
彼らのホントの目的って何だろう???
 
ある時、息子たちの本当の目的を考えた時、「母親である私の関心を得たいのかなあ」って思ったんですよね。
 
これって「サイン」なのかな?
 
こういう時は、彼の「本当の欲求」に先に目を向けるのが、必勝パターン!
 
さっさと欲求を満たすに限ります(笑)
そしたら、子育てはこじれません。
 
親業の「特別な聞き方」をつかって子どもの気持ちをしっかり汲み取っていくに限ります。すると、子どもの気持ちは必ず落ち着いていきました。
 
親業では、専門のカウンセラーが使う、子どもの話を聴く「特別なスキル」を、フツーの親でも日常生活でつかえるように訓練しますよ!
 
これがあると、子育ての暮らしが、まるっと変わりましたよ!
 
でも、
 
そういっていられない時もありますよね~
 
親も人間ですから、
機嫌が悪い時もアリますね(;_:)
 
残念ながら(;_:)(;_:)
 
 

  自分の行動で他人が困っていることを親以外の誰が教えるのか?

 

親業を創始したゴードン博士は「子どもは間違った行動はしていない」と言います。

 
子どもの行動には理由があります。
 

でも、間違っていないと言っても、これをそのまま親が「許す」ということではありません。

 

自分勝手でやりたい放題のままでは、親も困るし子どものためにも良くありません。

なので、自分の行動が誰か別の人にとっては困っていることを、親はしっかりと伝えていくべきなのです!

 

ですが、それには言い方が120%大事です。

 
私は男の子を3人育ててきましたが、恐ろしいくらい「伝わってないこと」が多かったのです(◎_◎;)
 
これは、コミュニケーションを学んで初めて知ったことで、その事実に愕然としました(笑)
 
子どもはあなたが困っていることを知りません!
 
「伝え方」はすごく大切だと、伝えた後でいつも実感しましたよ。
 
もちろん、必要であれば、キッパリと厳しさをもって伝えることも、とても大切だと思います。
 
男の子にはホンキモードをしっかりと見せないと、マジで伝わりません。
 
あなたが困ってるってことを正直に、率直に!

ここも、コトバの法則通りがセオリーですので、ぜひ講座でマスターすることをお勧めします。
 
子どもを子ども扱いしない、
子どものこころに届く、深く伝わる本気のコトバを、是非考えてみて下さい。
 
 

 

  大切なのはコトバ

 

「伝え方」で、もっとも大事なのは、コトバの選び方です。
 
言い切りますが(笑)、98%の親が「逆効果の言い方」をしています。それは子育ては自分の親の言い方が、根深いところで継承されているから。
 
「もうふざけるのはやめてね」
「ダメだよ」
「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるかな」
「いい加減にしようね」
 
子どもが行動を変えない時、それは、伝えたい内容が伝わっていない場合がほとんどです。それどころか「お母さんが自分を非難している」と伝わっている可能性があります。
 
すると、子どもの心にシャッターが下りてしまいます
 
「・・・」(黙る)(睨む)
「そんなつもりじゃない」(言い訳)
「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
 
うちの息子は、こういう時「真っ白」になってました。こころのシャッターが下りる音が、ガラガラと聞こえてくるぐらい、わかりやすく、表情がみるみる変わっていきました。
 
それを見た私はオロオロ・・・
 
この時、親子の言い合いが始まると、論点が完全にズレていってしまいます。
 
すると、親が伝えたかったことは、伝わっていないどころか「悪循環」の落とし穴に陥って無限ループです。
 
ここを避けるためにも、
親の真意が子ども伝わる「伝え方」を習得したい!
 
子どもが親から非難されていると思わずに、シンプルに困っているんだ、と感じるよう、
 
おかん塾では、訓練&訓練なのです。
 
コトバを徹底して練習し、逆効果な言い方を排除できると、親の想いは子どもの心にストレートに届きます。
 
子どもは自分からどうしたらいいか考え始めて、内的な思考が伸びますよ。
 
強制されずに自分で考えるから、自分で規律していこうという気持ちになります
 
一言の違いでガラリと変わります。
 
たとえば、親がふだん何気なく使っている「ふざける」と言うコトバも要チェック。

なぜなら、子どもはふざけているつもりなどなくて、子どもの立場からすると、ただ、「話しているだけ」かもしれないのです。
 
コミュニケーションの「ズレ」は、はじめは驚く人が多いですが、これこそ、改善のための第一歩ですからね。
 
ズレに気づき、
自分の気持ちに気づき、
伝えたいことを伝わるよう言えるようになると、
 
誰でも、
困った時にもサクッと子どもに届く言い方ができるようになりますよ!
 
 

〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、
がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、
行きたくなくなるほどだから。。。



ここで、
「だから~~してね。」 と そこまで言わないことを、意識してみて下さい。
 
子どもの心が育つためには、
ここも大きなポイントです!
 
子育てには、何も言わないことで、伝わることがたくさんあります。
 
子どもに伝わらない、という時は、

コトバの中に相手を非難するワードが入っていることがほとんどです。

 

どうして子どもに伝わらないのかな?

この子の特性?

怒っていないのに、、、

 

など、

優しく冷静に言っているのに子どもに伝わらないな~と思っている時なども、

かならず理由があります。

 

 

 

  自律心が育つとき、外せない受容の力

 

子どもの困った行動を防ぎたいなら、普段のコトバも大きなポイントです。
 
子どもの自己解決力を上げ、子どもの心が満たされているか?にも注目していきます。
 
子どもがイライラしている時、落ち着かない時とは、彼らが「欲求不満」な時。
 
「欲求が満たされていない」ので、子どもはイライラしてプッツンと切れて癇癪を起こすのです。
 
なので、そうならないためにも、私は子どもが困った行動をする前に「欲求を満たす」ことをかなり意識していました。

子どもがふざけるのは、親の「関心」が欲しかったのかもしれません。
 
人は、「自分をありのままに受容されているという実感」を求めています。
 
根本解決のためには「愛されている実感」を子ども自身が持てるように、普段のちょっとした言い方や伝え方もさらりとチェンジ。
 
すると、子どもの情緒が安定するので、問題行動もサクサクと変わっていきます。
 
私も、子どもへの聞き方を変えただけだったのに、子どもの情緒が3人共にどんどん落ち着いてきてビックリ(◎_◎;)。
 
あっという間にやりやすくなり、コトバを変えるだけのケタ違いな効果に、毎日が嬉しく楽しくなりましたよ!

親の愛情が子どもに伝わると、子どもは心の扉が開きます。
 
何でも話してくれるようになり、親としての自分にも自信がついてきました。
 
男の子3人いたのに、いつの間にかイライラしなくなり、
 
子どもたちは、親が困っている時に、せっせと助けてくれるし、大切な人に貢献できることを、自分の喜びにできる子に育ったと思います(←親バカですが)

これも、ただ「伝え方」を変えただけの効果です。
 
 

 

  避けて通れない発達の問題はどうする?

 

さてさて、
もしお子さんが、じっとしていたくても、そうできない場合、すなわち、発達に特性がある場合、凸凹、発達障害かも?という場合もありかもしれません。

この時は、本人にプレッシャーがかかっていて、ふざけているように見えて、本人が困っていて、S.O.Sを出しているかもしれないです。

なので、すごく無理していないか?イヤな気持ちをかかえていないか?

よく見極めて、まずは話を聞くのがおすすめです。

これは、親業訓練で学ぶ能動的な聞き方がかなり強力です。

子どもの心を開き、深く癒すという、訓練を受けたカウンセラーの傾聴テクニックを親ができるようになるもの。

発達が凸凹の特性の強い子どもたちは、独特の視点で世界を観ていますから、その気持ちを丁寧に汲み取り、理解を示していかなければ、こちらの話も聞いてはくれません。

反対に、
自分の話を大切に聞いてくれる人の話は、
聞こうと思うものです。

どんな子どもも同じです。

その上で、
違うクラスにするとか、
課題をスモールステップにするとか、
その習い事にムリがないか見極めるとか、
 
子どもの状況を見ながら、一緒に考えていくといいと思います。
 
発達に特性のある場合、「コトバ」によっては子どもがあなたの気持ちを誤解する事があります。
 
より丁寧なコトバでコミュニケーションをとることがおすすめです。
 
繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、意図が伝わり難いかもしれません。
 
でも、子ども自身も、どう話していいのかわからず、困っているかもしれません。
 
つまり「困った子ども」は、「困っている子ども」なのです。
 
サポート役に徹して、解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで待ってあげる。すると、自分で問題を解決していくでしょう。
 
親の愛と信頼が伝わると、子どもは自分で納得し、必ず前に進み出す力を持っていると確信します
 
色々と解説を書きましたが、ご自分で子どもとのいい関係を築くためのコミュニケーションの具体的な伝え方は、すべて「親業訓練講座」を受講すると習得できます
 
一人一人やり方やコトバが違うので、ぜひご自分にピッタリな子育てをするために、原理原則として理解していただけたらと思います。
 
ここで書いたのはほんの一部です。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
 
 

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