12月に入りましたね。

 

子どもが学校に行っていると、この時期、気になるのが個人懇談や三者面談です。
 

すっごく悩んでいるわけではないけど、毎回ドキドキしている、という方もいれば、

先生との折り合いが悪くて、最悪、子どもが学校に行けなくなるというケースもあります。

 

それくらい、よく相談されます。


学校や先生との関わり方に、そうとうに悩まれている方が多いんですよね~

まあ、私自身も、先生との付き合い方ではずいぶんと鍛えられ(?)ました。
 

何と言っても、思春期の男の子を3人育ててきました。

幼稚園時代に始まり、

小学校、

中学校、

高校まで、、、(( ノД`)シクシク…←遠い目

 

担任の先生の一言って、親に大きな影響を与えますが、これもちょっとした心構えで、ずいぶん違いますよ。
私の独断と偏見で、【学校の先生との付き合う心得】を語ってみたいと思います。



 

個人懇談の悩みで一番多いのは、

我が子の学校での姿が、先生から「初めて」聞くことが多い事、つまり【隠された真実】を知ることではないでしょうか。
 


友達付き合いのこと、
テストの結果、
授業態度、
提出物が出ていない、、、


えーっつ、聞いてないやん(怒)!!


我が子を問い詰めそうになります。
いやいや、既に問い詰めている場合もあるかもしれません???


私も、昔は、よ~く、そんなことがありましたよ。


はっはっはっ(笑っとく)


 

それから、

結構大人しいタイプで、あまり騒ぎを起こしたことの無い子どもが

はじめて 何かトラブルを起こしている????みたなニュアンス のことを言われた時も気になりますよね、、

 

たとえば、

「~が気になります」
「~は、どうですか?」
など。

こういう時も、ビックリして、対応に困ることが多いようです。
 

特に、友達との人間関係がこじれている(←正しくは何か問題が起こっていた様子が感じられる)場合、

 

親が出ていくべきか?

子どもに任せておいたらいいのか?

相手の親のタイプは?教育方針は?

 

と、

どう扱っていいのかわからずに、焦る~~~


こんな場合、どうすればいいでしょうか?

 

 

まずは、
慌てずに 落ち着いて先生の話を聞かれることをお勧めします。


個人懇談では、先生によって捉え方が違います。
大事に考えている項目、すなわち評価の対象が、違う、という事です。


当たり前ですけど、先生も人間。


そして、先生によっては、ただの日常の報告事項の一つとして話される場合とか、直近の出来事で話される場合もあるように感じましたよ。


例えば「3日間のことですが、○○君とつつき合いをしていました」

とかね。

よ~く考えると、
「つつき合いなんて、いつもやってる?」みたいに冷静になれることがあります(笑)

先生の話って、日常の様子というよりは、個人懇談の前日や前々日の「ネタ」ばかりの事もありました(汗)


ま、それは、我が子をよく見ていてくれたということだと思うことにしていました。

ここで言いたいのは、先生の話している意図をしっかりと聞くこと。

そして、私は次のポイントをおさえていました。


先生が言いたいコトは何なのか?


日常の報告なのか、
心配の共有がしたいのか、
問題を解決したいのか、



ここを、よーく聞いてみてくださいね。

すぐに反論したくなることがありますが、でも、まずはじっくりと相手の話を聞くのがベストだと思います。
 

これは、先生の言いたいことを確認しながら聞いてみてください。


学校では子ども同士の人間関係がありますから、
問題もどちらが悪いとか一概に言えないことが多いのです。

何をしたか?
何を言ったか?

先生のコトバから、先生の「主観」を排除して、「子どもの行動」 だけを客観的にとらえてみると、

案外、あわてなくて済むこともありますよ。

もし、
子どもの勉強や学習態度・交友関係で、深刻なことがあれば、先生の話をじっくりと聴くことによってわかります。

先生のコトバには、先生の考え方や人生観、教育論、価値観、指導の姿勢なども反映されていますからね。

私は、どの先生の話を聞いても、

「事実・行動」
「人生観・価値観」
「本当の問題は何か?」


を全て考えていたので、いつも冷静に問題を捉えることができたました。

 

お陰で、個人懇談もとても冷静に望むことができました。

何と言っても、子どもを不要に責めずに済んだので、とても助かりました。


先生のコトバに、ムダに影響を受けて、子どもの自尊心を傷つけたくはありませんからね!


さて、
あなた自身が先生に対して何か言いたい時、

例えば、子どもの事や友だちとの関係、その他、何か気になることがあれば、それを素直に言うことも大切です。


そんな時の、先生に対するちょっとしたものの言い方 はとっても大切です!

 

気を抜けません。
 

これは、「良い」とか「悪い」とかの「評価」でなく、あくまでも私の感じ方を私の責任で語ることです。


言い方を変えると、そのあとの話しの流れがまるで違います。


「評価」「教示」「示唆」的な言い方はNGです。
使うコトバに気をつけてくださいね。

コトバには、その人の見方やモノの考え方が滲み出ます。コチラが思う以上に吟味しなければ、誤解されますよん

 「評価」 「ジャッジ」を感じさせない、相手から責められたように感じない言い方 を知っていると、大丈夫。
 

あなたのモヤモヤした思いも、キチンと吐き出し伝えることで、先生ともいい関係をつくることができます。


私は、いつも先生と仲良くしていました。
そして、不安があれば、真っ先に相談していました。

先生は、何と言っても、毎日いちばん近くで我が子を見ているのです。
なので、そこは、懐に入る感覚で。

そのお陰で、子どもにとって本当に良い方法を、親と先生で一緒に考えることができた様な気がします


先生とは出来るだけ理解し合って、いい関係をつくって下さいね





あと
気になる事は、、、
最近の先生は、色々なことを先回りして心配してくれる人が多いかな、と感じます。


これも要注意です


「大人しく面倒見が良いと、いじめられる子が寄って来て、将来いじめられるのではないかと心配です」


「思いついたことを何でも発言していると、将来友達ができにくいのではないかと心配です」


こんなことを言われると、ダメ出しされたように感じてしまいませんか?


「こんなことがあったの??」
「大丈夫?」
「ダメよー」


など、心配な行動を止めさせなくちゃって、何とかしなくっちゃって、思いますよね。。


そうするとね、
「心配されている子」と言うレッテルを子どもに貼ってしまうことになります。

でもね、よーーく聞いてみてください。


困っているのは誰???

えっつ?
誰もいない?



ということも、意外と多いのですよん。


先生の話をしっかりと聞くと、「子どもの気になる行動」とは?

「いじめられた子を話している」、
「思ったことを言う」


とまあ、、
これまた、他愛のない些細な行動だ、ということもあるのです。
これも実際にあったことです。


これも、捉え方は人それぞれでしょうが、

先生は単に「事実の報告」をしているだけなのですから、その後は家庭の判断になりますよね。

 

なので、そんなに大騒ぎしなくてもよいかと思うのが、私の見解。

些細なことを大きく捉えると、かえって意識しすぎたり、大人の価値観を押し付けたり、子どもの力を奪うことになり兼ねません


第一、
心配のタネなんて、
なくすことは不可能です


ここんとこは、慌てずに、
モヤモヤしたときは一度、誰の問題か?困っているのは誰か?しっかりと見極められるといいと思います。

 

親業を学んでいるとそこも、大丈夫ですよね!

正解はありませんが、正解がないからこそ、

ここは、

あなた自身が子どものこころを感じながら、自分で考え、判断することが大事なのです。

 

子育てでは、あなた自身が人としてホンモノであることが求められます。

血の通ったコトバが言えるといいと思います。

 





さて、色々と書きましたが、わたしが個人懇談の時によく思っていたことは、先生と親は、

子どもに対する「役割の違い」を大切にしたいということです。

どちらも、子どもの成長を支える車の両輪のような存在ですから、お互いの機能が十分に生かされると、子どもの成長がより促されると思います。


先生は
子どもを集団の中で鍛え、
学習や規律、
友達関係を指導する人



親は、
家庭内で子どもの内面を支え、
元気にして、
学校へ送り出す人




違う目線で、
違う立場で、
子どもの成長を共に応援できると、

こんなにこころ強いことはありません

実際に、先生とそんな関係を築けると、子どもも情緒が落ち着くように感じます。

問題は、

子どもと相性の悪い先生の場合、ですよね。。
 

この場合も、

家で母親がしっかりとメンタルをサポートできると、学校での集団生活は、案外するりと乗り越えられますよん。

 

自分で対処法を編み出します(笑)

 


先生が、多少個性的(?)でも、大丈夫です。
それも全部、肥やしにできるほど、子どもはたくましく成長します。
(ここが、子育てで私の狙ってたところだよ~ん)

 

 

ここで、大切なのは、先生も親も人間だということです。


合う合わないはありますが、そこは子どもの為。

しっかりとコミュニケーション能力を磨いて、できるだけ、いい関係を築いてください~


生徒指導の方法論で、多少の食い違いが出ても、その先の目的はきっと同じはずなのです!
(これは、先生を信じたもん勝ち)




中学校になると、小学校とは少し変わり、先生との対応も違いました。

 

高校生になると、先生も、もっと個性的でユニークでした(笑)


あたりはずれ(という言い方がよいのかわかりませんが)があるかな。。。

 

 

私は、

子育てについて、先生に期待し過ぎだと思っています。

 

先生によって、左右されるなんて、まっぴらゴメンですし、こんなに大切なコトを、他人任せにしたくありません。

 

 

学校では、必ず理不尽なことがあるでしょう。

 

完全に平等なんてありえませんから、それはある意味当然だと思います。

 

だから、子どもにも、毎日モヤモヤがたくさん起こると思います。

 

 

でも、大丈夫です。

 

子どもはすばらしい能力を持っていますから、毎日、家で、適切に見守ってあげることで、たくましく強く成長していけます。

 

思春期に入るころには、友達や先生も、冷静に対処できる、かなりたくましいココロに育ちます。

 

子どもの情緒の成長は、家庭でしっかりと基盤をつくることができます。

 

 


母親ほど、子どもに影響を与える人はいません。

毎日のあなたのコトバで、子どもの傷ついた心を癒すことができます。
 

子どもの情緒が安定していると、

どんな学校でも先生でも友達でも、「こどものココロを磨く大切な学び」に変わります。

子どもって、本来、環境に順応して、逆境にも耐える、ものスゴイ力をもっていますからね。

 

なので、

子どもにお稽古をさせるよりも、まずは「親の学び」をおススメすることが、ずっと効果があると思うのです!

 

 

クローバー

 

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