子どもの前でいつも笑顔でいたい・・・・


ママなら誰でも思いますね。


そう思うのに、なぜかいつもイライラしてしまう・・。
慢性的に不機嫌さが蔓延・・。


これって、単に忙しいだけでしょうか?


やらされている感
満たされていない感
奪い取られる感


私は自分自身がすり減っていくような
一方的に与えるだけでどんどん枯渇していくような
そんな感覚にいつも陥っていました。


ある日曜日。
子どもの為に電車を乗り継ぎ一日イベントに参加しました。

夕方、家に辿り着いた時、
子どもたちは疲れた様子で一斉に本を読みだしました。


これから夕食を作らなきゃ。
洗濯物もそのまま。
リビングは散らかっている。
3人の息子を連れて行き、わたしもクタクタ。
せっかく連れて行ってあげたのに~!!なんだか一気に疲れ果てて、
泣きそうになってきました。

「もう!片付けてくれたらどう?せっかくイベントに連れて行ってあげたのに!!」
こう言いたいのをグッと抑えて、涙声でこう言ってみたのです。


「帰って来て、あなたたちが本を読んでいると、お母さんは洗濯物たたみと、片付けと晩ご飯の支度を一人でしないといけないんだなと思って、泣きそうになってきた。お母さんも休みたい!!」


ビックリしました


言い終わるや否や、
3人がパっと分かれて洗濯物を取り込んだり、片付けをしてくれたのです。


子どもをイベントに連れて行ったのはわたし。
それに、家事は母親なら同然やるべきこと。
恩着せがましく子どもたちにやらせてしまった不甲斐ない母親。


そのことに負い目を感じていた私を責めることなく、本当に機敏に行動をし始めた子どもたち。


本当に驚きました。
そして、嬉しかった。


子どもたちに大切に思われているんだ。
そう思うと、涙が出るくらい嬉しかった。そして、気持ちよく夕食を作ることができました。


わたしのそんな姿を見て、子どもたちも本当に嬉しそうでした。





わたしたちは、物事を自分の持っている”常識”を基に見ています。

自分の気持ち、考え方、感じ方、
これは良い事か、悪い事か
自分でジャッジしてその見方が正しいと思っています。
皆同じように考えていると思っています。

でも、


”常識”って、みんな違うのです。

私の”あたりまえ”は、あなたの”あたりまえ”と違う。

そこで、ズレが起こります。


母親としての自分にダメ出ししていたのは、わたしだったのです。
子どもは”疲れているお母さん”を否定せずに
自ら協力して、
張り切って手伝ってくれたのです。


これは、コミュニケーションの力。


もしも、私が旧来の言い方をしていたら、どうなっていたでしょうか?
”イライラした時は相手の行動を責めるもの”
そんな事を子どもに身をもって教えてしまったかもしれません。

相手に正直に伝えるって、とても大切なのです。
そうすれば、助けてくれます。


困っているときに助けてもらうと、嬉しいです。
すると、相手が困った時に今度は助けてあげたくなります。


思いやる気持ちが交換・循環します。


わたしが、ガンバって自分に正直になると、
子どももガンバってわたしを助けてくれる。


そんな日々を積み重ねる。

わたしがそれまでの人生で培っていた”勝手な思い込み”は、コミュニケーションに気を付けることで、子どもたちが自然に外してくれました。


わたしも、子どもたちを効果的に助けました。


気持ちを循環させる事が日常でできるようになると、だんだんと肩の力が抜けていきました。

一人で頑張らなくていいんだ。

自然に子どもを信頼できるようになりました。

自分に自信がつきました。



いい関係性があると、お互いの成長を支えあうことができます。
どんな子どもでも、困っている人を助けたい気持ちはあります。
大好きなお母さんなら、尚更です。


大丈夫です。キチンと伝えると、あなたの子どもも反応が変わります。
子どもを侮ってはいけません。
伝えられていないだけですよ。

だって、正直な自分を伝えることって少し難しですからね