いい天気です。
運動会、体育会の練習で子どもたちは疲れて帰ってきますね。
駆けっこが得意なある幼稚園の女の子。
クラスで一番になった時、
パパは嬉しくて、ご褒美を買ってあげました。
子どもがクラスで一番速いと親も嬉しいですね。
よく頑張った!
何かご褒美をあげたくなります。
翌年、
運動会が始まる前にパパは
「一番になったら、ご褒美を買ってあげるよ」と言ったそうです。
どこにでもある風景ですね。
この子は運動会で、誰のために走るのでしょうか?
パパのために走るのでしょうか?
ご褒美のために走るのでしょうか?
子どもは、自分が頑張った時にパパが喜んでくれると、それだけでもとても嬉しいです。
ご褒美のために走る子は、ご褒美がなければ走れなくなります。
親だって、”親のために走らせる”のでなく、最終的には”自分のために頑張れる”子どもになって欲しくありませんか?
良かれと思ってあげたご褒美が、逆効果になって欲しくないですね。
親は大きな力を持っているので、子どもに影響を与えやすいのです。
ほんの少しのことばの違いで、伝わり方が大きく変わります。応援していることは伝えたいし、全力で走ることはしてほしいけど、けれど過度なプレッシャーは与えたくない。
何と言えばリスクを減らしながら、子どもを励ましてあげられるのでしょうか。
もう一歩深く、本当に伝わるコトバを考えてみませんか?
塵も積もれば・・・微差が大差になります。
子どもが自分からやる気になる親のかかわり方を学びます。
基本を知れば、ご褒美ももっと効果的にあげることができます。
今日も愛情いっぱいのことばで大切な家族を包んであげてください。