この日の相方
①B単位:パラレルターン大回り
この種目の場合「やりすぎないこと」が大事なのですが、ウチの相方「頑張り過ぎちゃう=DO滑り」になってしまうんですな。
そこで!、
移動中の緩斜面を利用して、エッジのみの交互切り替え→それに左右の重心移動を付加→それに内脚(特に「腿」)を胸に引きつけていく感覚を付加→腕の動き(ぱぁ~んち)を付加させる流れを体験させました。
これ、結局のトコロ「今ふうのロングターンの動き」そのものであり、滑り手として、極力「やらない事」つまり、LETの滑りを具現化させる手法なのですが、よーやく、「あ~、こんなに何もしなくて良いんだぁ」という感覚をつかんでくれたようです。
左腕の使い方がまだまだですが、1月の本番に比べても非常にエエ案配になってくれたと、師匠であるワタクシ自身思います☆はい。
②A単位:谷回り制動系(動画ナシ☆すまん)
舵取り期で、乗っている位置が「真ん中に行きたがる時」と、ズラシを発生させる際に「腰だけの重心移動になる傾向」がありますが、そこさえクリヤできれば合格点が出ると思いますし、確実な演技をこなせる頻度も上がってきましたので、本番までに間に合うと思います。
③A単位:谷回り推進系
舵取り期で、乗っている位置が「真ん中に行きたがる傾向」が見て取れましたので、そこはキッチリ修正させて頂きました。本番の際、修行の成果を忘れなければ合格点をもぎ取れると思います。
なお、A単位の種目に共通する事柄として、ついつい「足元を見てしまう」事が多いので、ワタクシから「ソレをやった瞬間にOUT☆絶対にやってはいけない」とコメントしておきました。
此方はワタクシの師範(滑走スピードの違いにも注目)
④B単位:パラレルターン小回り
今回、最も時間を喰ったのがコレでした。
相方のショートターンは、元来、ターン後半に圧が集中するタイプ(「当てて止める滑り」に見えがち)だったので、1月の本番時には、対処療法的(=その場しのぎ的)に「ホニャラホニャラで滑ってね」と申しつけたのですが、今度の本番では「確実な2軸操作」が求められるばかりか、「当てて止める滑り」には絶対合格点を出さないとイウ『お触れ』が出ておりましたので、抜本的に改善しなければなりません。
そのため、たんばらのレッスンから「全身をひねることによる2軸操作の習得」を試みており、ワタクシからのアプローチも、それこそ「引き出し全開放」&「手を変え品を変え」てみたのですが、、、、、
当てて止める滑りが消ィえま~せ~ん(汗;。
ターンの始動期、つまり、谷回りの前半からフェースコントロールが使えれば、スピードコントロールも容易になり&丸い弧を描けることは理解してくれるのですが、いざ滑らせると、圧がターン後半に集中してしまいます。
で、ウチの相方が「これぢゃ永遠にダメやん」と半ばあきらめかけた頃、試しにやらせてみたのがベンディング系の操作☆これが相方にはビンゴでしたわ。
ベンディングちうと「脚を伸ばして引き戻すコトじゃろ?」と解釈するんで、いやいや、そうではのぉて「伸ばすことはテキトーに、引き戻すコトに重視してたもれ」とアレンジしつつ、「それに腕(肩関節)の回転を付けてね」とアドバイスしたんが以下の滑り。
どーです?、まだ荒削りですが、ショートターンのエッセンスである「丸い弧」+「2軸操作」+「連続した流れ」+「抜重なし」に、なってるでショ?
名付けて、『相方用すぺさる☆ひねりベンディングぅ~♪』ってトコロでしょーか??(自画自賛)。
ストックワークがメッチャクチャですが、これは、腕を回す意識が強すぎるから(笑)、よって、「腕の回転はオマケ程度で良いから脚部の動きに意識を集中させて(※)」とアドバイスしておきました。
※より意識した動きの方が、結果的に現れる「形」として前面に打ち出されるため
このやり方で滑り込みを行う必要がありますが、とりあえずは、及第点を出せる滑りになりつつあるかな?ってカンジになってくれました☆良かったよかった。
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この頃になると、ワタクシの膝も悲鳴を上げ始めておりましたので、リフト営業終了の30分前に特訓う~ち上げぇ~。
相方には厳しいレッスンだったと思いますが、頑張って付いてきてくれたと思いまーす☆ご苦労様。
この後、日帰り温泉八峰の湯に立ち寄り疲れをほぐし、22時ちょっと前に帰宅。
相方はさすがに疲れたのか、中央道走行中は「口蓋を緩めて上を向きっぱなし」でした(爆。
じゃ、今日はこんなトコで。
またお会いしましょ☆しーはいるっっ!!