子連れ歩き旅@甲州街道Ep Ⅻ 〜ローカル路線バスの旅のような幕開け

ボクの目算では、今日頑張ればギリギリ下諏訪まで行けるかな～？
ズッコの計算は、もう一日別日に上諏訪あたりまで来るつもりだったようです。

ホテルには、無料の朝食バイキング。
魅力的でしたが、そんなもん食べてたら、スタートは遅くなるし大変だわっ
しかし計算の違いは「朝食バイキング」を激しくレコメンド。

結局「朝食バイキング」致しました。
バイキングといえばレスラー中西学（笑。

中西学をイメージして、ボクもやってみた。

ウチのコは、納豆ゴハン。。。コイツが手強い。。。

そんなわけで、電車の時間も忘れてもったもたゴハン食べてたら、一時間に数本の電車をやり過ごしてしまいました。

と、なればバス停をチェック！！

テレビ東京が産んだ奇跡の旅番組「ローカル路線バスの旅」の太川、蛭子コンビをイメージしながらバス停をチェックするも、反対ロータリーかららしくフルスイングで空振りした気分。

今日の行程では、青柳の駅から歩き始めていずれにしても上諏訪まで戻るので、背中の大きなザックをコインロッカーにデポする作戦に変更。
ベビーカーとウチのコの道具、あとは手荷物だけになって反対側のロータリーに行ってみると。。。

バス。。。

ほぼ走ってない。。。


どうする？

どうする？

やっぱりゴールできないのか？？

折角ここまで来て、どうにもならないのか？
あ～あぁ、朝飯のバイキングなんかするんじゃなかったよ～

でも次の電車を待つにしてもほぼ一時間ある。
勿体なさ過ぎて、情けない。

結局、お金はかかってしまうけど昨日の終点までタクシーに乗ることに決めました。
運転手さんにしてみれば、なかなか朝から良い距離だったんじゃないかと思います。

タクシーの運チャンは、あまりボクらには興味なさそうでしたが、彼の態度が一変したのは「オンバシラ」の話しをした瞬間でした。
おそらく自前で持っていたと思しき、来年の「オンバシラ」のパンフレットをボクらに渡すと急に活き活きと話し始めました。

そして気がついた昨日の蔦木宿の郵便局でみた不思議なハシゴ状の飾り。

諏訪神社に「上」と「下」があって、上社の柱にはツノが生えている。そのツノで柱のバランスを取るんだとか。

あの梯子状の飾りみたいに見えたのは、「上社」のツノだったのです。

だからコッチは「下社」

運チャンは、来年世話役で「オンバシラ」中はもとより、その前から練習が必要なんだとか。

「仕事を休んだりしなくちゃ・・・」
迷惑そうに喋ってはいたけど、その顔は嬉しそうでした。

話しをしていたら、うっかり昨日の地点を通り過ぎてたんだけど、青柳の駅まではあっという間でした。
運チャンはオマケにウチのコに風船をくれました。

３日目の幕開けは、謎解きの出会いとなりました。
予想外の出費だったけど、出会いが素晴らしかったと喜び、また旅が始まるのでした。

つづく。