寒中のころ | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

先週は寒い稽古日でした雪
寒すぎて、やや悪寒を感じたほどです。

極寒のころ。お茶ではお客様への心配りが、道具組に現れます。

先週に続いて、口の広い野溝釜からは湯気温泉が漏れ部屋を温めてくれます。
乾燥する日本の冬にはありがたいものです。

一方で、手にしてお茶をいただく茶碗は口を狭くして暖気を逃がしません。

暖かいものは暖かくです。

細長く映るその姿に「筒」茶碗と呼ばれます。

お茶を口にする時、鼻の頭から湯気を浴びる様です。潤います。

先週の稽古は、筒茶碗の稽古。
点前座は三重棚。萩の水指を合わせました
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寒かったから床の間には「寒時寒殺闍梨」
ウチではこの時期に、この一行を掛るのが通例です。


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