先週は寒い稽古日でした
寒すぎて、やや悪寒を感じたほどです。
極寒のころ。お茶ではお客様への心配りが、道具組に現れます。
先週に続いて、口の広い野溝釜からは湯気が漏れ部屋を温めてくれます。
乾燥する日本の冬にはありがたいものです。
一方で、手にしてお茶をいただく茶碗は口を狭くして暖気を逃がしません。
暖かいものは暖かくです。
細長く映るその姿に「筒」茶碗と呼ばれます。
お茶を口にする時、鼻の頭から湯気を浴びる様です。潤います。
先週の稽古は、筒茶碗の稽古。
点前座は三重棚。萩の水指を合わせました
寒かったから床の間には「寒時寒殺闍梨」
ウチではこの時期に、この一行を掛るのが通例です。
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