今年の稽古、始まり道具組みには寿ぎのムードがまだ残っており、賑やかな佇まい。床の間は「松樹千年翠」の一行。紅白の椿は鶴首の花入へ八景棚は先代ご宗家の好。真葛の梅の絵の水指は使い勝手からやや低いものを合わせている。その浅葱交趾の釉が目の覚めるような春を演出する。釜は口の広い、野溝釜。蓋を開けると湯気が溢れ、これもこの季節、一座のご馳走となる。この時期、蓋の大きな釜がありがたい。ことに今年のように乾燥が続くと。さて今週はどうなるや?iPhoneからの投稿