宇奈月温泉 やまのはの本館と別館の違い

宿は黒部・宇奈月温泉 やまのは(オリックスホテルズ&リゾーツ)に決めた。親も楽しみにしている。なのに予約画面を開いたら、本館と別館・飛鳥の部屋が17タイプも並んでいて、手が止まってしまった。

どちらが大浴場に近いのか分からない。父はベッドでないと腰がつらいと言う。部屋にお風呂が無いタイプもあるらしい。大浴場とレストランがどちらの棟にあるのかも、予約画面だけでは分かりません。

その気持ち、よく分かります。

でも、親との旅で先に決めるのは「どちらの棟が近いか」ではありません。「親がどこで、何に寝るか」と「部屋にお風呂があるか」から選べば、迷う部屋はぐっと減ります。

やまのはの本館と別館の違いは、ベッドの有無と部屋のお風呂です

● ベッドで寝たい親がいるなら本館。ツイン・洋室・和ベッドの部屋は本館にしかありません

● 布団でよく、最上階や和洋室の広さを楽しみたいなら別館・飛鳥。ただし「別館・飛鳥 大部屋/禁煙(バス無し)」だけは部屋にバスがありません

● 大浴場と食事会場がどちらの棟にあるかは、宿の案内に書かれていません。予約後の電話で聞く項目です

比較項目 本館 別館・飛鳥
黒部・宇奈月温泉 やまのは(オリックスホテルズ&リゾーツ)
客室のタイプ数 10タイプ 7タイプ
ベッドの部屋 ツイン2タイプ・洋室1タイプ・和ベッド1タイプ ツイン・洋室の種類なし
和洋室 1タイプ(川側) 4タイプ(うち最上階10階が2タイプ)
部屋のお風呂 10タイプすべてバス・トイレ付 1タイプだけバス無し(トイレ付)
広さの幅 10畳〜68.8m² 60m²〜63.1m²
気をつけたい表記 川側のツインは客室フロアまで8段程の階段 大部屋はバス無し

それぞれを選ぶと、どんな夜と朝になるのかを順番に見ていきます。

本館か別館・飛鳥かで、親の夜と朝の何が変わるのか

どちらの棟に泊まっても同じことを先にまとめます。お風呂は展望露天風呂『棚湯』と温泉大浴場『大黒部』の2つで、男女が朝と夜で入れ替わります。夕食も朝食もレストラン「Seeds(シーズ)」のビュッフェで、部屋で食べるプランはありません。宿の風呂の種類には家族風呂も載っています。

違いが出るのは、夜に布団へ入るときと、朝に起き上がるときです。畳の布団から立ち上がるのがつらい親には、ベッドのある部屋がそのまま楽さにつながります。もう一つは、大浴場まで行かずに部屋で汗を流せるかどうか。夕食のあとに疲れが出た日、部屋のバスがあるだけで「今日はもう部屋で済ませよう」が選べます。

本館で手に入るもの こんな使い方なら この旅での価値
ツイン・洋室・和ベッド 親が布団から起き上がるのがつらい 払う価値が大きい
川側の和室・和洋室の広さ(68.8m²) 4〜6人で1部屋に入りたい 使い方次第
別館・飛鳥で手に入るもの こんな使い方なら この旅での価値
最上階(10階)の和洋室 記念日で、部屋で過ごす時間を長く取る 使い方次第
大部屋(60m²/2人〜10人) 親を含めて7人以上で1部屋にしたい 親との旅では外したい

親との旅で効くのは、棟の新しさや階数より、ベッドがあるかと部屋にバスがあるかです。

正直に書きます 上の部屋を選ばなくていい場合

広くて眺めのいい部屋を選べば安心、とは限りません。

こんな旅なら 選ばなくていいもの 代わりの選び方
親と2人で、寝るときはベッドがいい 68.8m²の本館 デラックス洋室 川側/禁煙 「本館 スタンダードツイン 街側/禁煙」か「本館 スタンダードツイン 川側/禁煙」
夕方に着いて、夕食と温泉だけで寝る 川側の部屋 街側の部屋(眺めは温泉街側)
布団で平気な親と3〜4人 最上階の和洋室 「別館・飛鳥 スタンダード和室 川側/禁煙」(60m²/1人〜6人)

階段がつらい親と2人なら、「本館 スタンダードツイン 川側/禁煙」は避けたほうが無難です。客室の説明に「客室フロアまで8段程の階段がございます」と書かれています。

本館を選ぶと、こんな滞在になります

部屋で過ごす時間

本館は10タイプ。ベッドで寝られる部屋が4タイプあるのが、別館・飛鳥との大きな違いです。2人なら「本館 スタンダードツイン 街側/禁煙」(28.6m²/1人〜2人)か「本館 スタンダードツイン 川側/禁煙」(34.4m²/1人〜2人)。3〜4人なら「本館 デラックス洋室 川側/禁煙」(68.8m²/1人〜4人)が、ベッドのまま家族で1部屋に入れる選び方です。

和ベッドは、畳の部屋に置くベッドのことです。「本館 スタンダード和室+和ベッド 街側/禁煙(10畳)」は10畳で1人〜4人。親は和ベッドで休み、子世代は同じ部屋で過ごす、という組み方ができます。ただし、和ベッドが何台あるかは客室の説明に書かれていないので、3人以上で泊まるときは予約後に宿へ確かめてください。

布団でよければ、「【おすすめ】本館 スーペリア和室 川側/禁煙」(68.8m²/2人〜6人)があります。宿自身が「迷ったらこの部屋っ!」と書いている部屋で、客室名に「川側」とあり、特徴欄に「川が見える」と出る部屋です。10畳+7.5畳の2間に分かれた「本館 スーペリア和室二間 街側/禁煙」(61.5m²/2人〜8人)は、親が先に休んでも、もう一間で子世代が話していられる間取りです。

食事・お風呂・朝の楽しみ

本館の10タイプは、どれもバス・トイレ付きです。夜は大浴場、翌朝は部屋のお風呂でさっと、という分け方ができます。川側の和洋室・洋室の説明には、トロッコ列車が走る新山彦橋が見える、または黒部峡谷が見える川側の部屋だと書かれています。朝の支度をしながら窓の外を眺められるのは、川側を選んだぶんの楽しみです。

気になる点もあります。スタンダード和室の4タイプは広さが「10畳」「12畳」とだけ書かれ、平米の表示がありません。人数が多いときは、12畳で1人〜6人の部屋を選ぶと、布団を並べても余裕が出やすいはずです。

別館・飛鳥を選ぶと、こんな滞在になります

部屋で過ごす時間

別館・飛鳥は7タイプで、どれも60m²から63.1m²。部屋の広さに大きな差がないのが特徴です。和洋室は、畳のスペースと洋風のスペースを合わせた部屋のことで、4タイプあります。ただ、どの和洋室も客室の説明にベッドの記載がありません。

別館・飛鳥でベッドを当てにする場合は、予約の前に宿へ電話で確かめてください。

「別館・飛鳥 デラックス和洋室 川側/禁煙(最上階)」と「別館・飛鳥 デラックス和洋室 街側/禁煙(最上階)」は、別館・飛鳥の最上階(10階)の部屋です。定員欄はどちらも2人〜5人。川側を選べば黒部峡谷が見える部屋で、還暦や誕生日のように、部屋で過ごす時間そのものを贈りたい旅に向きます。

食事・お風呂・朝の楽しみ

「別館・飛鳥 スーペリア和洋室 川側/禁煙」と「別館・飛鳥 スーペリア和洋室 街側/禁煙」は2人〜7人まで入れます。三世代で1部屋にまとめたいときの候補です。

2泊以上なら、「【連泊割】2泊以上の予約でお得に宿泊!北陸の幸満載の和洋ビュッフェプラン」が選べます。このプランが付くのは別館・飛鳥の4タイプだけで、本館には出てきません。

「別館・飛鳥 大部屋/禁煙(バス無し)」だけは部屋にバスがありません。入浴はすべて大浴場になるので、夜に大浴場まで行くのがつらい親との旅では外しておくのが安心です。

親と子の人数で、選びやすい部屋が変わる場面

親と2人なら、ベッドの「本館 スタンダードツイン 街側/禁煙」がいちばん迷いません。川側にしたいなら「本館 スタンダードツイン 川側/禁煙」ですが、前に書いた8段程の階段があります。

両親と子世代で3〜4人なら、本館の「本館 デラックス洋室 川側/禁煙」か「本館 スタンダード和室+和ベッド 街側/禁煙(10畳)」。親はベッド、子世代も同じ部屋、という形にできます。布団で平気な家族なら、別館・飛鳥の和室・和洋室も選べます。

孫まで入れて5人以上なら、本館の「本館 スーペリア和室二間 街側/禁煙」か、別館・飛鳥のスーペリア和洋室です。どうしても全員ベッドにしたいなら、本館のツインを2部屋に分けるのが確実です。

同じ1泊2日で比べる、2つの過ごし方

15時過ぎに着いて1泊し、翌朝10時にチェックアウトする日程で比べます。

本館の本館 デラックス洋室 川側/禁煙で過ごす場合

部屋に入ったら、親はまずベッドで横になって休めます。夕食はSeedsのビュッフェで、2部制のうち1回、90分。食後は大浴場に行くか、部屋のバスで済ませるかをその日の疲れで決められます。翌朝は川側の窓から峡谷を眺め、7時からの朝食へ。

別館・飛鳥の別館・飛鳥 デラックス和洋室 川側/禁煙(最上階)で過ごす場合

最上階の部屋で、夕食までの時間を家族でゆっくり過ごします。夕食とお風呂の流れは本館と同じです。寝るときの寝具は予約前に確かめた内容次第なので、布団なら親が起き上がるときに手を貸せるよう、枕元を壁側に寄せておくと楽です。

雨で外に出られない日も、どちらの部屋も60m²以上あるので、部屋で過ごす時間は窮屈になりにくいはずです。

予約画面で取り違えないための確認

客室名は「本館」「別館・飛鳥」で始まります。似た名前が多いので、次の3か所を見てから進んでください。

● 客室名の最後の「川側」「街側」「山側」

● 「バス無し」の表記と、部屋タイプの欄(和室・和洋室・ツイン)

● プラン名の「【連泊割】」(2泊から予約可能)

取消料は4日前の23:59までが無料、3日前から30%、前日50%、当日100%です。プランや日によって別の取消料がある場合もあると書かれています。

黒部・宇奈月温泉 やまのは(オリックスホテルズ&リゾーツ) 親の寝床で選べる17タイプ

黒部峡谷に面した宇奈月温泉の宿で、総部屋数は142室。クチコミは4.32点(4,298件)です。ベッドで休みたい親となら本館の「本館 デラックス洋室 川側/禁煙」か「本館 スタンダードツイン 街側/禁煙」、布団で平気な親との記念日なら別館・飛鳥の最上階の和洋室が候補です。

オススメな人
● ベッドで寝たい親と行く
● 親と2人、階段は避けたい
● 布団で平気、最上階で祝いたい

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予約したあと宿に伝えておきたいこと

予約したら、電話を一本。大浴場とレストランがどちらの棟にあるかも、このときに聞けます。

● 大浴場と食事会場は本館と別館どちらか

● エレベーターに近い部屋だと助かります

● 和洋室の寝具はベッドか布団か

● 父が足が弱く、館内の段差を知りたい

● 到着は○時ごろ、夕食は前半を希望

宿の基本情報には車椅子可、貸出用車椅子、高齢者用料理への対応可能と書かれています。気になることは遠慮せず聞いておくのが、当日を楽にする近道です。

やまのはの本館・別館選びでよくある質問

Q. 大浴場とレストランは本館と別館のどちらにありますか?

A. 宿の基本情報、客室とプランの説明には、どちらの棟にあるかが書かれていません。予約後に宿へ電話で聞くのが確実です。

Q. 夕食の時間は予約時に決められますか?

A. 夕食は前半・後半の2部制で、利用時間は90分です。連泊割のプランの説明には、開始時間は当日チェックインの際にフロントで相談し、事前には指定できないと書かれています(15名以上のグループを除く)。

Q. ベッドの部屋は別館にもありますか?

A. 部屋タイプがツインなのは本館だけで、和ベッドの部屋も本館の「本館 スタンダード和室+和ベッド 街側/禁煙(10畳)」だけです。別館・飛鳥の和洋室は寝具の記載がないので、予約前に宿へ確かめてください。

Q. 食物アレルギーがある親でも大丈夫ですか?

A. 宿は、アレルギーのある方向けのメニュー作りや一覧表の作成を一切行っていないと案内しています。料理の判断は自分でする前提なので、心配な場合は事前に宿へ相談してください。

Q. 朝食は何時からですか?

A. 予約不要で、通常は7:00〜9:00です。トロッコ電車や立山アルペンルートの運行時期は6:45〜8:45に変わる場合があります。

出かける前に確認しておきたい注意事項

楽しい滞在にするために、ここだけは目を通しておいてください。

対象 内容
入湯税 150円が別途必要(大人のみ)
宿泊税 記載なし
駐車場 140台、無料
送迎 無料送迎バスあり(要確認と案内されています)
棟の間の移動 大浴場・食事会場の棟、エレベーター、連絡通路の記載なし。予約後に宿へ確認
お風呂の時間 棚湯は女性15:00〜24:00・男性5:00〜9:30、大黒部は男性15:00〜24:00・女性5:00〜9:30
チェックイン 15:00から、最終19:30。チェックアウト10:00

親にどんな夜を過ごしてほしいかで選ぶ

ベッドで休ませてあげたいなら本館。ツインか洋室、和ベッドの部屋から、人数に合うものを選べば迷いません。

布団で平気で、記念の夜を広い部屋で過ごしたいなら別館・飛鳥。バス無しの大部屋だけ外して、最上階の和洋室を選びます。

部屋が決まったら、大浴場と食事会場の場所を宿に一本電話で聞いておく。それだけで、当日の親の歩き方まで見通せます。

湯上がりに、峡谷を渡るトロッコの橋を親と並んで眺める。そんな夜を思い浮かべながら、部屋を選んでみてください。

※部屋タイプ、設備、料金、アクティビティ内容、送迎条件は変更されることがあります。予約前に最新情報をご確認ください。