【淡路島】歩くのがつらくても大丈夫! 車を降りて5分以内で楽しめる場所と宿の選び方! | oya88のブログ

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親の還暦・古希や誕生日に、思い出に残る旅行を。お祝いプラン、個室での食事、ケーキ・花束の手配、館内の移動から宿を選びます。

旅行サイトを開いては、そっと閉じる。「ここは階段が多そう」「駐車場から入口まで遠そう」「途中で座れる場所があるのか分からない」。そうやって行きたい気持ちを何度もしまい込んできた方に向けて書いています。

足が思うように動かないと、旅そのものより現地でちゃんと歩けるかのほうが心配になります。ご本人はもちろん、一緒に行くご家族も「疲れさせてしまわないか」「無理をさせて明日痛みが出ないか」と気を張りっぱなしになる。その気持ち、よく分かります。

でも淡路島は、車を降りて数分で楽しめる場所が揃った島です。あきらめられがちな「渦潮を船から見る」ことさえ、選ぶ船を間違えなければ問題なく実現します。

結論から言うと、足が悪くても安心して泊まれる淡路島の宿は6軒に絞れます

● 淡路島は南北約50km。北か南のどちらかに絞って宿を取るだけで移動の負担が半減する

● 鉄道がないため、高速バスの停留所から無料送迎を出している宿を選ぶのが要になる

● バリアフリー対応の客室は各館ごくわずかで、条件を絞るほど空室は限られる

旅の成否を握るのは、どこを見るかよりどこに泊まるかです。その一点で宿を6つに絞りました。

宿名 エリア 決め手
洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島> 洲本市 椅子に座ったまま湯船へ入れる家族風呂がある
淡路島うずしお温泉 うめ丸 南あわじ市 スタッフによる介助・補助の対応が可能
グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ 南あわじ市 オールインクルーシブで館内から出ずに完結
休暇村 南淡路 <淡路島> 南あわじ市 バリアフリールームを手の届く価格で
洲本温泉 ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景 <淡路島> 洲本市 露天風呂付き客室で大浴場まで歩かない
グランドニッコー淡路 <淡路島> 淡路市 観光地と同じ敷地内にあり移動がほぼゼロ

6軒をひと言で紹介すると、こうなります。

洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島>/温泉をあきらめていた方へ。全客室から朝陽の海が見える老舗です

淡路島うずしお温泉 うめ丸/介助が必要でも大丈夫。高台から鳴門海峡を望む鯛料理の宿です

グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ/夕食の店探しが不要。渦潮観光の拠点にも最適です

休暇村 南淡路 <淡路島>/三世代旅行向き。海鮮ビュッフェと大鳴門橋の夕陽が待っています

洲本温泉 ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景 <淡路島>/部屋から一歩も出ずに温泉へ。記念日の旅に向いています

グランドニッコー淡路 <淡路島>/車を運転しない方へ。高速バスを降りればもう玄関前です

それぞれの中身は記事の後半でひとつずつ説明します。

淡路島が歩く距離の短い旅に向いている理由

淡路島には鉄道がありません。だからこそ観光施設は車で来ることを前提に設計されていて、駐車場が大きく、建物までの距離が短い造りが多く見られます。満車で遠くに停めて延々歩くという、足が悪い方にとって一番つらい事態が起きにくい島です。

そして名所の性格。高さ20mの大温室、断層を丸ごと覆った巨大ドーム、高台の展望レストラン、そして船の客室。淡路島の代表的な見どころは建物や船に入ってしまえばあとは平坦です。雨でも真夏の炎天下でも予定が崩れません。

さらに、神戸から明石海峡大橋を渡れば北部まで約30分から1時間。移動時間そのものが短いので、到着した時点で体力が残っています。高速バスは島内の主要な停留所に停まり、多くの宿がそこから無料送迎を出しています。行ってみないと分からない、が少なくて済む旅先です。

車を降りてからの歩行距離で選ぶ 淡路島の観光地早見表

スポット 車を降りてからの歩行 負担レベル
うずしおクルーズ 咸臨丸 乗船口まで建物内・甲板までスロープ とても軽い
うずの丘 大鳴門橋記念館 入口までごく近い・館内は全てバリアフリー とても軽い
あわじグリーン館 地下駐車場から館内へ・全て屋内 とても軽い
北淡震災記念公園 入口まで近い・見学は屋内ドーム 軽い
淡路島国営明石海峡公園 ゲートまで近い・園内は乗り物あり 条件つきで軽い
あわじ花さじき 建物から空中回廊で展望デッキへ 条件つきで軽い
伊弉諾神宮 ルート次第で拝殿前まで短い 中くらい

うずしおクルーズ 咸臨丸 車いすに座ったまま世界最大級の渦潮を見る

船は無理だろうと最初にあきらめてしまう方が多いスポットです。ところが船を選べば問題ありません。福良港から出る観潮船は咸臨丸と日本丸の2隻。咸臨丸はユニバーサルデザインで設計され、1階の第1客室は全席が優先座席のバリアフリー構造です。大きな窓が取られているので、車いすに座ったままで渦潮を眺められます。船内には多目的トイレもあります。

公式の案内でも、乗船までは完全にバリアフリーであること、そして日本丸は船内で車いすでは移動できない箇所が多いため咸臨丸を選ぶのがよいことが明記されています。車いすは最大15台まで乗船でき、甲板へはスロープがあります。乗り場は福良港の「うずしおドーム なないろ館」内。手続きは出港の30分前までに済ませてください。

うずの丘 大鳴門橋記念館 館内すべてバリアフリーの高台の絶景

船に乗らずに渦潮と大鳴門橋を眺めたいなら、ここです。淡路島南インターチェンジのすぐ近く、鳴門海峡を見下ろす高台に建つ複合施設で、館内はすべてバリアフリー。車いす用の多目的トイレがあり、車いすの貸し出しも2台。入口には階段がありますがスロープが併設され、車いす対応のレストランと障がい者用駐車場も整備されています。

1階は渦潮のしくみを学べるうずしお科学館と特産品の売店。2階が展望レストランで、窓際の席に座ったまま大鳴門橋のパノラマを独り占めできます。名物は淡路島の生うにを使ったうにしゃぶ。屋上は360度の展望広場で、歩き回らなくても淡路島南端の景色がひととおり手に入ります。

あわじグリーン館と明石海峡公園 天候に左右されない北エリアの二枚看板

淡路夢舞台にある日本最大級の温室が「あわじグリーン館」。長く奇跡の星の植物館の名で親しまれ、2021年9月にリニューアルしました。高さ約20mの大空間にカラフルな植物が配置され、すべて屋根の下なので雨の日も猛暑日も快適。館内には休憩スペースとカフェもあります。入館料は大人750円、70歳以上370円、障がいのある方180円、高校生以下は無料です。

隣接する淡路島国営明石海峡公園は、車いす対応のスロープとトイレ、身障者用駐車場、そして車いすの貸し出しを備えています。園内のゲート間を行き来する乗り物「夢ハッチ号」が走っているので、広い園内を自力で歩き通す必要がありません。そして障害者手帳を提示すれば本人と介助者1名まで入園無料。春のチューリップとムスカリの球根大花壇は関西最大級です。

残る3か所も触れておきます。あわじ花さじきは入園無料、駐車場200円。建物から展望デッキへ渡る空中回廊があり、花畑の斜面を下りなくても標高約300mの大パノラマに立てます。車いすは公園事務所で4台貸し出していますが予約不可で原則1グループ1台。公式のバリアフリー図で示されたルート以外は急傾斜地が多く危険とされているので、案内されたエリア内で楽しんでください。北淡震災記念公園は、野島断層を140mにわたって巨大ドームで覆った屋内施設。段差のない通路から見学でき、雨でも関係ありません。伊弉諾神宮は、東側駐車場から神門までは玉砂利が続きますが、西鳥居から自動車祓所を経て垣内に入るルートなら移動が短く、神門から拝殿までは平坦な石畳に変わります。

正直に書きます 無理をしないほうがいい場所と選び方

楽しい情報だけ並べても、実際の旅では役に立ちません。

場所・選び方 理由 代わりの楽しみ方
うずしおクルーズの日本丸 船内で車いすでは移動できない箇所が多いと公式に案内されている 同じ航路の咸臨丸を選ぶ。第1客室なら座ったまま渦潮が見える
あわじ花さじきの花畑の中へ下りる道 設定ルート外は急傾斜地が多く危険と公式に明記されている 空中回廊から展望デッキへ。ここだけで360度の眺めが手に入る
北と南を1日で回る行程 淡路島は南北約50km。車に乗っている時間だけで体力を使い切る 北か南に絞って宿を取り、1日1〜2か所に留める

詰め込まない淡路島 1泊2日のモデルコース

「詰め込まない」が最大のコツです。1日に主役を1つか2つ。あとは宿でゆっくり。

南エリア 渦潮を船から見る

1日目の午後はうずの丘 大鳴門橋記念館へ。展望レストランで遅めの昼食をとり、屋上から大鳴門橋を眺めます。夕方に南エリアの宿へチェックインし、海を望む湯と夕食。2日目の午前に福良港からうずしおクルーズに乗り、咸臨丸の第1客室で渦潮を見る。午後は道の駅で買い物をして帰路へ。渦潮は潮の時刻に左右されるため、クルーズの時間を先に決めてから他の予定を入れるのが確実です。

北エリア 花と屋内施設をめぐる

1日目の午後はあわじ花さじきへ。空中回廊を渡って展望デッキから大パノラマを眺め、夕方に淡路夢舞台のホテルへ。2日目の午前はあわじグリーン館と国営明石海峡公園を、夢ハッチ号を使いながら。午後は北淡震災記念公園に立ち寄って帰路へ。ホテルと観光地の距離が近いので、体調に応じて午前だけ、午後だけという組み方もできます

どこまで行けるかは宿の動線で決まります

一日でいちばん長くいる場所は宿です。そして翌日どこまで足を延ばせるかは、前夜にどれだけ体力を残せたかで決まります。だから宿選びは観光地を決めたあとの作業ではなく、最初にやることです。

確認項目 見落とすとどうなるか
客室に風呂か、貸切風呂があるか 大浴場までの往復と濡れた床が毎回の転倒リスクになる
ベッドの部屋があるか 布団の上げ下ろしと床からの立ち座りが膝と腰にこたえる
食事が椅子席か 座敷は正座や座椅子からの立ち上がりがつらく、夕食2時間が苦行になる
玄関から客室までの段差 和室の上がり框で止まる。スロープの有無を事前に相談できない
バス停からの送迎があるか 鉄道がない島で、到着直後に一番体力を使うことになる

楽天トラベルの施設ページで足元の条件を確かめる方法

自分で判断できるようになると、この記事以外の宿も選べます。見る場所は二か所です。施設ページの詳細情報にある「バリアフリー対応」欄には、バリアフリールーム、貸出用車椅子、大浴場浴槽に手すりあり、客室内に洋式トイレあり、施設スタッフによる介助・補助対応が可能、といった項目が個別に並びます。もう一か所は「食事場所」欄。夕食が部屋か個室か会場かがここで分かります。

検索の絞り込みでは「バリアフリー」「露天風呂付客室」「和洋室」「送迎あり」「貸切風呂」を組み合わせると候補が一気に減ります。

足が悪くても安心して過ごせる淡路島の宿6軒

冒頭の表で挙げた6つの宿を、ここからひとつずつ見ていきます。

洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島> 椅子に座ったまま湯船に入れる

洲本高速バスセンターから無料送迎バスで約5分、駐車場は200台無料。決定的なのは、本館7階のバリアフリー対応の貸切家族風呂に「スライドイン入浴システム」が導入されていること。椅子に座ったまま安全に浴槽へ移動でき、スロープとシャワーチェアも備わっています。全国のホテルでも珍しい設備です。大浴場はとても無理、と温泉旅行そのものを遠ざけてきた方にとって、この一室は旅の前提を変えます。

その家族風呂は夢大地の和洋室に宿泊すれば50分間無料。同室は55㎡で、車いすでも入りやすいよう玄関にスロープが設けられ、家族風呂までは廊下に出て約20mです。窓際のダイニングテーブルで足を伸ばしたまま食事ができ、正座も座椅子からの立ち上がりもありません。全客室から紀淡海峡が一望でき、朝陽は布団から起き上がるだけで見られます。夕食会場は館内の食事処で、部屋食が基本ではない点は先に知っておいてください。

オススメな人
● 湯船をまたげるか不安がある
● 家族が介助しながら入浴したい
● 高速バスで来て歩きたくない

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淡路島うずしお温泉 うめ丸 スタッフの介助が受けられる宿

楽天トラベルの設備欄に、ある一行があります。「施設スタッフによる介助・補助対応が可能」。これを明記している宿はそう多くありません。家族だけで介助しきれるだろうかという不安を抱えて予約する側にとって、この一文がどれほど心強いかは当事者ならわかるはずです。客室には洋室のバリアフリールーム『鳴門』があり、宿泊プランでも部屋タイプとして選べます。

玄関とロビーには車いす用のスロープ、館内には車いす対応の共用トイレ。貸し出し品も車いす、エキストラベッド、シャワーイス、筆談用タブレットと必要なものが揃います。高台に建つため客室からは鳴門海峡と大鳴門橋が一望。名物は鯛の活造りフルコースで、活造り、宝楽焼き、皿盛り、あら煮と続きます。高速バス「陸の港西淡」から無料送迎10分、淡路島南ICから車5分。送迎は要予約です。

オススメな人
● 介助が必要で家族だけでは不安
● 部屋の窓から渦潮の海を見たい
● 渦潮観光と宿をまとめたい

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グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ 一歩も外に出ずに一日が終わる

足に不安がある旅で意外と負担になるのが、夕食をどこで食べるかです。店を探し、車で移動し、段差を確認する。これが毎晩続くと疲れが抜けません。その問題がこのホテルには存在しません。宿泊料金に夕朝食のビュッフェ、ラウンジのドリンクとおつまみ、温泉、アクティビティが含まれたオールインクルーシブだからです。チェックインしたら、あとは館内で完結します。

鳴門海峡に面した高台に建ち、テラスや展望台からは大鳴門橋と海のパノラマ。設備はバリアフリールーム、車椅子利用者用客室、貸出用車椅子、大浴場浴槽の手すりが揃い、アレルギーに配慮した料理への対応も可能です。うずしおクルーズの乗船所までは車で約10分、福良バスターミナルからは無料送迎。ひとつ気をつけたいのはランチの提供がない点で、到着日の昼食は外で済ませてから向かってください。

オススメな人
● 夕食の店探しを避けたい
● 観光より滞在そのものを楽しみたい
● 会計を気にせず飲み物を頼みたい

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休暇村 南淡路 <淡路島> バリアフリールームを手の届く価格で

バリアフリー設備が整った宿は価格も上がりがちですが、ここは例外です。バリアフリールーム、貸出用車椅子、バリアフリー用トイレ、客室内の洋式トイレを備えながら、休暇村ならではの手の届く料金設定。三世代で人数が多くなるほど、この差は効いてきます。

食事は鳴門海峡から直送される海鮮を中心としたビュッフェ。取りに行くのが負担になる一方で、量もペースも自分で決められるという利点があります。ご家族に取ってきてもらえば、椅子に座ったまま好きなものだけを楽しめます。淡路島の南端、大鳴門橋を見渡す高台に建ち、露天風呂からは鳴門海峡に沈む夕陽。淡路島唯一の天文館を備えた星の見える宿でもあり、夜空を見上げるのに歩く必要はありません。高速バス「福良」から無料シャトルバスで約10分です。

オススメな人
● 三世代で人数が多い
● 予算を抑えて設備は妥協したくない
● 好きなものを好きな量だけ食べたい

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洲本温泉 ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景 <淡路島> 部屋から一歩も出ずに温泉へ

大浴場までの移動が不安なら、答えはひとつ。部屋に風呂がある宿を選ぶことです。この宿には露天風呂付きの客室があり、廊下を歩くことも、脱衣所で他のお客さんを気にすることも、濡れた床で足をとられる心配もありません。この宿は「観光施設における心のバリアフリー」に認定されており、設備だけでなく迎える側の姿勢まで含めて評価されています。

それでも大浴場に行けるなら、湯賓閣「天宮の雫」へ。上層には空を近くに感じる展望風呂と海にせり出した露天風呂、下層には波打ち際の露天風呂があります。湯は洲本温泉と、自家源泉の赤湯「古茂江温泉」の2種類。入り比べができるのはここならではです。夕食は食事処のほか部屋でいただけるプランもあり、洲本バスセンターからの無料送迎バスは時刻があらかじめ決まっています。

オススメな人
● 人目を気にせず入浴したい
● 記念日に静かな時間を過ごしたい
● 夕食を部屋でとりたい

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グランドニッコー淡路 <淡路島> 観光地と同じ敷地にある北エリアの拠点

北エリアで泊まるなら、まずここが候補になります。理由は立地です。このホテルは安藤忠雄氏設計の複合施設「淡路夢舞台」の中にあり、あわじグリーン館と淡路島国営明石海峡公園が同じ敷地内および隣接地にあります。つまり宿と観光地の間に長い車移動が存在しません。午前に花を見て、疲れたら戻って休み、夕方また少しだけ出かける。体調に合わせて予定を組み替えられる自由が手に入ります。

そして高速バスの「淡路夢舞台前」で降りればホテルはすぐ目の前。舞子から約20分、三宮から約50分、新神戸から約60分で、車を運転しない方でもほとんど歩かずにたどり着けます。設備はバリアフリールーム、貸出用車椅子、バリアフリー用トイレを完備。駐車場は600台分が無料です。ひとつ知っておきたいのは、夢舞台の敷地全体には階段や段差のある箇所もあること。車いすを使う場合は駐車場からグリーン館までの動線を事前に問い合わせておくと確実です。

オススメな人
● 車を運転しないで島に渡りたい
● 花の季節に合わせて行きたい
● 宿と観光地を往復したくない

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予約したあと宿に伝えておきたいこと

予約したら、電話を一本。これだけで旅の質が変わります。

● 「歩行に不安があります。杖を使っています」

● 「玄関から段差のない部屋をお願いできますか」

● 「食事は椅子席で対応いただけますか」

● 「手すりのある浴室か貸切風呂は使えますか」

● 「バス停まで送迎をお願いできますか」

宿のスタッフはこうした相談に慣れています。

移動手段と持ち物で旅の疲れは半分になる

淡路島に鉄道はありません。運転しないなら高速バスで主要停留所まで行き、そこから宿の無料送迎に乗るのが現実的です。島内の移動はタクシーが中心になるため、行き先は1日1か所に絞ってください。運転する場合も、渋滞の少ない午前中に橋を渡るほうが体はずっと楽です。

  • 障害者手帳。明石海峡公園は本人と介助者1名が無料になります
  • 履き慣れた滑りにくい靴。旅先での新品は避けてください
  • 折りたたみの杖。疲れたときの保険になります
  • 小さなクッション。車や船の座席で腰を支えます
  • 羽織るもの。船の上と温室の中では体感温度がまるで違います
  • 常用薬。移動日は余分に持ってください

よくある質問

Q. 車いすですが、渦潮を船から見ることはできますか。

A. できます。咸臨丸を選んでください。1階の第1客室が全席優先座席のバリアフリー構造で、大きな窓から座ったまま渦潮を眺められます。船内には多目的トイレもあり、車いすは最大15台まで乗船できます。日本丸は船内で移動できない箇所が多いため避けたほうが無難です。

Q. 現地で車いすを借りられますか。

A. あわじ花さじきは公園事務所で4台、うずの丘 大鳴門橋記念館は2台、国営明石海峡公園でも貸し出しがあります。いずれも台数に限りがあり、花さじきは予約を受け付けておらず原則1グループ1台まで。宿では洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島>、淡路島うずしお温泉 うめ丸、休暇村 南淡路 <淡路島>、グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ、グランドニッコー淡路 <淡路島>が貸出用車椅子を備えています。

Q. 湯船をまたげるか不安です。温泉は無理でしょうか。

A. 洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島>には、椅子に座ったまま浴槽へ移動できるスライドイン入浴システムを導入したバリアフリー対応の貸切家族風呂があります。夢大地の和洋室に宿泊すれば50分間無料です。このほか洲本温泉 ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景 <淡路島>の客室露天風呂を選ぶ、大浴場浴槽に手すりのある宿を選ぶという方法もあります。

Q. 障害者手帳を持っています。割引はありますか。

A. あります。淡路島国営明石海峡公園は手帳提示で本人と介助者1名まで入園無料、あわじグリーン館は障がいのある方が180円と大幅に割引されます。窓口で提示するだけなので必ず携帯してください。

Q. 早めに予約したほうがいいですか。

A. はい。バリアフリー対応の客室は各館ごくわずかで、ホテルニューアワジの家族風呂のように対象の部屋タイプが限られるものもあります。条件を絞るほど空室は減るので、日程が決まっているなら早い段階で押さえるのが確実です。

Q. 運転できません。公共交通だけで行けますか。

A. 行けます。グランドニッコー淡路 <淡路島>は高速バス「淡路夢舞台前」で降りればすぐ目の前。洲本高速バスセンターからはホテルニューアワジと淡路夢泉景が無料送迎を出し、福良からは休暇村 南淡路 <淡路島>とグランドメルキュール淡路島リゾート&スパ、陸の港西淡からはうめ丸が送迎しています。

出かける前に確認しておきたい注意事項

楽しい旅にするために、ここだけは目を通しておいてください。

対象 内容
うずしおクルーズ 渦潮は潮の時刻で見え方が変わる。乗船手続きは出港30分前まで。先に便を決めて他の予定を組む
あわじ花さじき 車いす貸出は4台で予約不可、原則1グループ1台。公式ルート外は急傾斜で立ち入らない
淡路夢舞台 敷地全体には階段や段差のある箇所がある。車いすの場合は駐車場からの動線を事前確認
グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ ランチの提供がない。一部のドリンクとアクティビティは有料
送迎と駐車場 宿の無料送迎はいずれも事前予約や到着後の連絡が必要。満席時は乗れない場合がある
全宿共通 入湯税や宿泊税、駐車場の扱い、バリアフリー設備の対応範囲は施設ごとに異なる。予約前に直接確認を

歩けないから、で旅をあきらめなくていい

足が悪いことで手放してきたのは、旅そのものではなかったはずです。手放していたのは、歩き回ることを前提にした旅の形のほうでした。

船の窓の向こうで生まれては消えていく渦。高さ20mの温室に広がる南国の緑。空中回廊の先の花と海。椅子に座ったまま浸かれる温泉。部屋の窓から昇ってくる朝陽。これらはいま、淡路島に実際にあります。歩いた距離と、心が動く大きさは比例しません。

宿を先に決めて、そこから車30分圏内で行き先を選び、1日に1〜2か所だけ。この形なら痛みも疲れも翌日に残らず、何より一緒に行く人が気を張らずに済みます。

渦潮の海に日が傾くころ、宿の窓辺に腰を下ろして。今日は思ったより歩けたね、と笑い合える夜が、淡路島にはあります。

※部屋タイプ、設備、料金、アクティビティ内容、送迎条件は変更されることがあります。予約前に最新情報をご確認ください。