*「長谷川式」で意外な特技を発見!

 
こんにちは!
いっしょにつくる・自分でできる 幸せレシピ365 高齢者ごはんセラピストHIROKOです。
 
 
少し前のことですが、ドクターの指示がありグループホームに入居されている男性に長谷川式簡易知能評価スケールにて、認知症の簡易チェックをさせていただきました。
 
 
「いやあ、わかんなくなっちゃったなぁ」とつぶやく男性・・・
ほぼ正答が得られないまま、最終問題に。
 
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「知っている野菜の名前を、できるだけ多く言ってください」

最終問題を読み上げたとき、私はドクターに、
「高齢の男性は料理をしたことがない人が多いから、野菜の名前で出てこなかったら他の項目を作って聞いてみて」と言われていたことを思い出しました。
 
しかし、その方はスラスラと10以上、野菜の名前を答えました。
 
「野菜の名前、よく出てきますね。お料理されていたんですか?」と伺うと、「女房の身体が弱かったからね・・・僕が食事を作っていたんですよ」と照れ笑いされていました。
 
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その方は今、グループホームでお食事作りには携わっていないそうですが・・・。
 
認知症で記憶が曖昧な方でも、意外な特技が見つかったりします。
「ごはんセラピー」はお料理する・おいしくいただく事だけでなく、輝いていたころを思い出すツールにもなります。