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第96回全国高校野球選手権大会五日目の十五日、二松学舎大付(東東京)は第三試合で海星(長崎)と対戦し、7-5で競り勝った。東京大会の決勝で十回連続で敗退していた壁を乗り越えたナインは、初めての夏の甲子園を勝利で飾って新たな歴史をつくった。 (林朋実)

 二松学舎大付は一回1死二、三塁の場面で、小峯瑛輔選手(三年)の内野ゴロで三走の北本一樹選手(二年)が生還し先制。さらに安打などで2死満塁とすると、今村大輝捕手(一年)の右前適時打で3-0に。アルプススタンドの応援も一気に勢いづいた。

 さらに1点追加した後の三回、先頭打者の秦匠太朗(しょうたろう)選手(三年)の打球が左翼席に飛び込む。東東京大会での不振を吹き飛ばすような本塁打に、スタンドで見守っていた母の祐子さん(47)は「やっと一発。うれしいです」と破顔した。

 5点リードの五回 の守備では、相手 の反撃を許した。先発の大黒一之投手 (同)が四死球での押し出しや安打で3点を奪われ、2死満塁の場面で降板。継投の大江竜聖投手(一年)も続く打者を死球で押し出し、1点差に迫られた。

 それでもその裏の攻撃、2死二塁 で末松佑弥選手(三年)が右前適 時打を放ちリードを広げ、大江投手と今村捕手の一年生バッテリーは六回以降無失点で2点差を守り切った。夏の甲子園 で初戦を突破した選手たちに、スタンドは惜しみない拍手を送った。