声明は、エボラ熱の流行はしばらく収まらないとして長期化への懸念を示し、WHOの支援もさらに数カ月は続くだろうとしている。各国政府や国際機関は今後、エボラ熱封じ込めに向け一層の国際的協力が迫られそうだ。
現地で医療支援をする国境なき医師団(MSF)のジョアン・リュー会長は十五日、スイス・ジュネーブで記者会見し「対処する以上の速さで感染拡大が進んでいる」と懸念を表明。封じ込めまではなお約六カ月はかかるとの見通しを示した。
WHOの十一日までの集計 によると、ギニアやリベリアなど四カ国 での感染者(疑い例を含む)は計千九百七十五人で、うち死者 は千六十九人。しかし 声明によると、現地 スタッフは「報告されている感染者数では実際の感染規模 を見くびることになる」として、はるかに多くの感染者 がいるとみている。
日本の外務省によると、エボラ熱の感染が深刻なギニア、リベリア、シエラレオネの三カ国には現在も計七十五人前後の日本人が在留。エボラ熱をめぐっては、アフリカ以外で初の死者がスペインで十二日に確認され、各国は警戒を強めている。