立夏 | 水祈(藤娘・改)のKey Note

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ヤフブロ移転しました…でもそれ以前の記事もある(笑)
よろしくお願いします。

(この記事は、2020年5月5日の記事を再編したものです)

今日は二十四節気の【立夏】です。
早いもので、もう夏が始まりました。

どのような基準で決められているかというと、
春分(昼と夜の長さが同じになる日=春のピーク)と、夏至(昼が最も長くなる日=夏のピーク)のちょうど中間の日が、季節の分かれ目
という考え方です。

今使われているカレンダーはグレゴリオ暦といって、「1年=365日。地球の公転速度と日数のずれを、4年に1度、日数を1日加える(2/29)ことで調整する」という法則で定められています。
ところで、春分・秋分、夏至・冬至は、毎年の太陽の運行(正確には地球の公転ですが!)に従って決まるので、カレンダー上では年によって1〜2日のズレが生じるため、毎年同じ日にはならず、「おおよそ今頃」巡ってくる「(星の)はたらき」です。
春分と夏至をもとに決められる立春も当然、毎年決まった日付にはなりません。

短歌や、俳句の季語に読まれる「夏」は、今日から3ヶ月間にあたります。
換気のついでに、周囲の自然を感じてみてください。見えるもの、聞こえる音、匂い…これが、「初夏」です。

清少納言の意見では
夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。(枕草子 第一段)
とにこと。
当時にならって、窓から夏の情緒を楽しむのも、また「をかし(趣きがある)」かもしれませんね。

参考にどうぞ