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OXALIS&Dogs♯ **新潟市のドッグトレーナー櫻井 敬典のブログ**
新潟市 中央区 犬のデイケア&ケージレス ペットホテル
・ドッグトレーニングの店舗Palma(パルマ)店主のブログ。
ドッグトレーニングやPalmaの日常、看板犬ぷりんとのお散歩などについて綴っています。

◆近況
異常気象か?
と思われるほど暖冬小雪な新潟でしたが、
やっと本格的な冬が来たようです。

早速ぷりんは雪遊び(^-^)v


匂いの世界に生きている犬達。
昨日までの旧い世界は新雪に埋もれ、
新しいシンプルな世界がそこに出現します。

朝のパウダースノー❄を楽しみました。



◆本文

※本稿に記載する内容は、「このケース」のみに関する内容です。
異嗜の原因は様々であるため、異嗜でお悩みの飼い主様はまずは獣医さんに相談されることをお勧めいたします。


さて、どこから話しましょうか?

この“異嗜”の問題は多様な要素を含むため、順を追ってゆるゆると話を進めたいと思います。

Ⅰ 行動の観察
異嗜を扱うケースは始めてでしたので、
デイケアでのお預かりで行動を観察することになりました。

幸い、初回のお預かりで一つの手がかりが得られました。

次回以降に後述しますが、本ケースのわんちゃんの場合に限っては不安な心理状態と異嗜に強い関連があるという仮説を得ることが出来ました。

その「不安」は「興奮」と密接な関係にあります。

本ケースについては、異嗜は「学習された行動」であるという仮説のもとでアプローチすることとしました。


Ⅱ 不安と興奮
私はPalmaをオープンしてこれまで約2年間、興奮と不安という視点を保持しながら犬達を観てきました。
(※ここでいう「興奮」とは、不適切なシーンでの不適切な興奮です)

現時点では、
「不安と興奮とは表裏一体である」と考えています。

興奮をする犬の殆んどが実はビビりです。
また、興奮は不安をさらに悪化させると考えています。

興奮をする場合、何もしなければ、ほぼ100%散歩の間じゅう激しくリードを引っ張ります。

こういった場合、「引っ張り」そのものが問題では無く、問題の根本は「興奮」です。

「引っ張りを直す」のではなく、「興奮を止める」ことが重要になります。

常に興奮している犬は何も学習できません。
周囲が見えていないし、飼い主様の声も聞こえていません。

ここで興奮を止め続けるとどうなるか?
というと、「不安」が表に出てきます。

また、たまたま「ふと我に帰った」時どうなるか?
というと、これも「不安」が表に出てきます。

興奮が激しい程、またそれが常態化している程、我に帰った時との「落差」は大きくなります。

興奮時は、脳内快楽物質がドバー!っとダダ漏れ状態です。
我に帰ると、脳内快楽物質がピタッ!と止まり、不安になります。

興奮が激しい程、この落差は大きくなります。

即ち、相対的に不安が際立って大きく感じられるのです。



Ⅲ に続きます。




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