◆近況
なにやら春のような天気が続いています。
今朝の鳥屋野潟。
水鳥の声を聴きながらの散歩道。
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◆本文
オヤツの罠1 の続きです。
「咬み・吠え」等の問題行動に対しては、第一に「しない(No!)」を適切なタイミングで示すことが最も大切だと私は考えています。
特に「愛情」を与える際には、そのタイミングを誤ってはいけない。
「愛情」は時に「最強の強化子」になります。
不適切な状態(吠え・噛み)に「愛情」で応えてしまうと、その行動が強化されます。
不適切な状態に対しては、まずは、「しない」を表明し適切な状態に誘導してから「愛情」なのです。
これは、最初は根気が必要です。
「かわいそう」と思うかもしれませんが、「吠え」や「咬み」で愛情を要求しなければならない状態は「もっとかわいそう」なのです。
では、愛情を与えるのに適しているタイミングとはどういった状態か?
「落ち着いてリラックスした状態」にです。
そういった時には、抱っこしようが、ナデナデしようがかまいません。
存分に可愛がって良いのです。
また、私の考えではここでオヤツを与えるのは「あり」です。
適切な状態=「する」行動だからです。
上記と同様に、同じ「吠えの対処」でも
『吠えを止めるのにオヤツを齧らせる』のと、
『「しない」を表明した後、吠え止んで落ち着いた状態にオヤツ』では
その意味合いが全く異なるのです。
(※ただし、恐怖に起因する吠えに対して「犬慣れ・人慣れ・物慣れ・場所慣れ等」の段階の初期に「オヤツを齧らせて」その印象を良い印象に変えてゆくことは間違いではありません(古典的条件付)。適切な段階でコマンドトレーニングに切り替えて、それが状態化しなければ良いのです。)
なぜなら「吠え止んで落ち着いた状態」とは望ましい(とても望ましい)行動であり「する」行動だからです。
なので、普段出来なかった状況下でコレが出来た時は、オヤツを沢山あげたり、オヤツをバラまいても構いません。とても望ましい行動を超意外なご褒美で印象づけるためです。これをジャックポットと言います。
モチベーターとしてのオヤツもただ使えば良いという訳ではありません。
愛情と同様に不適切な状態にオヤツで応えてはイケナイのです。
それは、不適切な状態を確実に強化してしまいます。
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