嘘が世界を
駆け巡る

嘘は光の速度で
駆け巡る

まるで
木の葉の葉脈のように
毛細血管のように

この世界の
ありとあらゆるところに
ゆきとどいて

世界を真っ赤な嘘で
染めゆく

嘘はまた
新たな嘘を生む

魚の卵のように
芥子の実のように

数え切れぬほど
無数の嘘を
生み出してゆく

そして
増殖した嘘は
再び光の速度で
世界中に広がり
嘘は重ね塗られてゆく

駆け巡る嘘を
どこかで止めなければ
どうにかして止めなければ

真実が
死んでしまう前に