それは
地図のない旅であった

いや
地図がないのではない
地図は何枚もあった

でも
それらはどれも
違う場所の地図だった

旅の難所に出会うたび
その何枚もの地図の中から
その難所の地形に
似た地図を探し出して

採るべきルートを
なんとか探し出して
そこを通り抜けてきた

そんなことの繰り返しで
私の歩いた後に
新たな地図が描かれた

そんな私の地図は
誰かが難所を抜けるのに
役立つのだろうか

そうであれば
長いこと歩いてきた
甲斐があるというものだが
どうだろう・・・