街に細かな雪が降る

通りに乾いた雪が舞う


凍てつく風に

揺らめく白いカーテン


遠い景色を霞ませて

今というこの足元に

目を向けさせる


雪降る街を歩くとき

雪に染められたこの路を

独り往くとき


私の魂にまで雪は降り

私は雪そのものとなる


冷酷に視界を遮る雪

全ての存在を覆い尽くす雪


この世界に躍動する

あらゆる色を閉じ込める雪


ただそこに在るということに

己の焦点を定める雪


雪降る街を歩くとき

私はそんな雪となる