地を這う心が
扉を叩く

外ばかり見ている
意識の扉を
叩いている

夜空の星はどこにある
積み重なる暗い落葉

その隙間の中に光る
微細な水滴の中

そこにこそ全宇宙の
空間と時間が
収められていて

外へと向かう
意識の下層に積み重なる
落葉の中を這う心が

その無尽さを
伝えるべく

静謐な月光に照らされた
不動なる巌の如く
冷厳なる拳を持って

この浅薄な意識の
貧しい扉を叩いている

砂に埋もれた宝石よりも
己の内に輝く瑠璃を観よと

地を這う心の奥底に
息づく高貴なる魂は

その無碍なる光彩を
風に揺れる草の葉の如く
意識の瞳に投げかけている