人生とは
フロントガラスを
塗りつぶされた
ポンコツ車に乗って
でこぼこ道を
後ろを見ながら
喘ぎながら
往くようなもの

この先の道に
何が待っているのか
実際に身をもって
ぶつかってみなければ
わからない

後ろに広がる
過ぎ去った道のりを
振り返りながら
いろんなことを
予期しつつも

崖っぷちにポツネンと
居座っている揺ぎ石の如く
心はいつも休むことなく
ユラユラと揺れ動く

いつもいつも心は動く
動くからこそ心と言える
動かなくなった心は
淀んだ水の如く
濁り腐ってしまうから

先の見えぬ不安を
掛け替えなき友としよう

鈍い痛みとともに
己を縛る不安は
己を助ける命綱
でもあるから

不安という友と
この道を歩いてゆこう

揺れる心が積み重なれば
いつかは誰にでも
優しくなれるかもしれない

誰にでも 何にでも
慈しみの眼差しを
注ぐことができるように
祈りながら
ー不安がなければ
  祈ることなど
   ないのだからー
心を揺らしてくれる
この友と歩いてゆこう