街の枯れ吹雪背の高いビル とビルとの間狭い小径に横なぐりの落葉が降りしきる高いビルの数多立つ街を吹く風は行く手を阻まれ思い通りに進めぬもどかしさをその宿命に彩られた街路樹の葉にぶつけて行き急ぐ街の性に憑かれたかの如く無数の踊る渋色の葉をこの小径の上横なぐりに運んでゆく季の幕間のひととき通り過ぎゆく枯れ吹雪寂寞の淡い光を一片靴音を刻む人々の一瞬の瞳に置き残して振り向かずに去ってゆく