あなたの生は
いつか終息します
私の生も
いつかは終息します
どんな生も
いつか終息します
そんな中で
あなたの生は
収束するでしょうか
無に近い
極小の
ひとつの点に
無限に接近し続ける
光の束のように
あなたの生は
極めて微細な
虚空の点に向かって
駱駝が針の穴を
通ろうとするかの如く
無のようでありながら
無限でもあるような
その点に向かって
あなたの生は
収束しゆくでしょうか
あなたの生の終息は
生の収束でも
あるでしょうか
光をも吸い込む
極微のブラックホールへと
剣先の如き焦点を結ぶ
レーザー光のように
まだ見ぬ世界へと
人生の特異点を貫いて
疾走する光束
そんな収束する光彩を
観てみたいのです
そんな収束する生を
生きてみたいのです