エアコンが
暴走する夢を見た
部屋のエアコンが
突如うなりをあげて
つめたい風を
すごい勢いで
吐き出し始めた
ときおり
唾するが如く
しぶきを飛ばしながら
冷風を吹き付けてくる
私はあわててリモコに
手を伸ばそうとするが
腕が上がらない
金縛りにあったかの如く
全身が全く動かず
つめたい風としぶきに
さらされている
エアコンはまるで
俺をさんざん
こき使いやがって
自分はのうのうと
眠りこけていやがる
このやろう
このやろう
と言っているかのよう
暑い暑い夏の間
フル稼働だったエアコン
今年の秋は
短いかもしれないけれど
しばしの秋休みを
取ってください
冬になったら
またお世話になるのだから
心のなかで
猛り狂うエアコンに
そう話しかけて
目が覚めた
振り返って見上げると
エアコンは口を閉じて
静かに黙っていた
そうして私はようやく
窓を開くが如く
目が覚めたのである