長い長いマラソンの
折り返し地点で

見えてなかった
石につまずき転んで

他の人たちは
転んだ私の脇を
次々と通り過ぎて

遥か先へと
走り去ってしまった

遠く引き離されて
もう追いかける
気力もないから

別の細い細い道を
見つけ出して
なんとか立ち上がり

重い鉛色の空を背負い
美しい思い出の杖をついて
痛む足を引きずって

砕け散った
思い描いていた未来の
欠片を踏み砕きながら
ゆっくりと歩き出す

獣道のような細い道
それでも誰かが
足を引きずりながら
歩いた跡がある

それを頼りに
よたよたと歩いてゆく

もしその人に会ったら
何を話そうかなどと
考えながら