我らは皆
この世界に生き残る
という義務を課されて
生まれでてくる
その義務は
他者を押しのけ
足蹴にし踏み台にし
殺し喰らってでも
生き残ることを求めてくる
我らは誰もが皆
どれほど罪に汚染されても
なお留まることなく
己を省みることなく
生き残るため突き進んでゆく
それが永い進化の果てに
我らに課された義務だから
愛と救いを説く司教の言葉は
いつでもどこでも捨て置かれ
無視され踏みにじられ
あるいはボイコットされて
過去のしじまへと消え去ってゆく
そうして
生きとし生けるものの命は
我らや我らの子孫の命さえも
単なる機械的な要素とみなされて
数多ある交換可能な部品として
非情に利用されてゆく
いかなる道徳も倫理も信仰も
入り込む隙のないほど
厚い氷河の如き非情さは皆
我らが生まれつき負わされた
ただ生き残るという
単純明快な義務のためなのだ
いつの日か
我らはその義務から
解放されるときが
訪れるだろうか
いつの日か
我らはその義務の形を
柔らかく変えられるときを
迎えられるだろうか
希望を創り出す
智慧と勇気と覚悟を
我らは今
試されている