また
奇妙な夢を見た

どこか地方都市の
郊外のような
木々の多い場所

放射状に伸びる
六本の道の中心
即ち起点に立っている

その六本の道の
どれかを選んで
歩いてゆかなければ
ならない

六本の道には
ところどころ
クモの巣の横糸のように
他の道へとつながる
横道があるが
基本的には
最初に選んだ道を
往かなければならない

選んだ道をゆく途中で
大きなあばら家に住む
十数人の子どもたちに会った
子どもたちは皆貧しく
まともな靴さえ
履いていなかった

なぜか私は
靴職人の知り合いがいたので
彼に子どもたちを紹介して
新しい靴を造ってくれるよう
依頼した

さらに歩いてゆくと
いくつかの駐車場があり
そこには多くの車が
駐車していたのだが
どれも動き出す気配はなかった

同じ方向へと歩く人が
何人か見えてきた
地の底から
北風が吹き上げてくる
それでも私は
歩き続けなければならない

遠くに大きな建物が見える
でもそれは目的地ではない
なぜかそのことは
わかっていた

真の目的地がどこかは
わからない
それでもやはり
歩き続けなければならない