誰でも怪我の
一つや二つは
あるいはもっと
経験あるだろう
怪我とは
我らの有限性と
脆弱さの顕現
怪我とは
痛みの源泉と
主体の自覚への導き
怪我とは
治癒の力の発現
変容の可能性への示唆
怪我とは
自発的行動の証
自己成長への扉
怪我とは
回顧の契機
未来へ向かう視線の始点
怪我とは
依存と自立の継起
共感への道標
あなたが
怪我をしたならば
あなたはそのとき
世界とあるひとつの形で
関わったのだ
それは数多ある
人生のページの一枚だが
その瞬間にも
生きることの意味の
ひとひらが
形と方向を得て
実現したのだ
怪我を
忌まわしいものとのみ
見てはいけない
その痛みと不自由の内に
生きていることの
価値のひとかけらを
つかみ取れ