あふれんばかりの
空虚さに
私の貧相な心は
萎縮しつつも
はち切れんばかりに
なっていました
なぜなら
空虚という蟲が
私の生活の
私の残りの人生の
いたるところで
増殖していて
わさわさと
虚しさの羽音を鳴らして
私の耳と
脳髄と
意識と
明日への志向を
蝕んでゆくからです
そんな
あふれんばかりの
空虚さに
私の彷徨う魂は
薄弱になるほど膨満して
潰れてしまいそうなのです
今でもまだ
蟲が鳴いています
真空の音を絡ませて
私の存在を
腐食させてゆくのです