あふれんばかりのあふれん ばかりの空虚さに私の貧相な心は萎縮しつつもはち切れんばかりになっていましたなぜなら空虚という蟲が私の生活の私の残りの人生のいたるところで増殖していてわさわさと虚しさの羽音を鳴らして私の耳と脳髄と意識と明日への志向を蝕んでゆくからですそんなあふれんばかりの空虚さに私の彷徨う魂は薄弱になるほど膨満して潰れてしまいそうなのです今でもまだ蟲が鳴いています真空の音を絡ませて私の存在を腐食させてゆくのです