別れを告げる

百日紅に

秋茜が翅を振る夕暮れ

遥かな高みから

光輪と共に来迎する

石竹の魂が手を伸ばす

遠い遠いあの雲の向こう

絶えることなき

曼珠沙華の灯火揺れる

あの不易の地へと

疲れ果てた紅の面を

労わるようにいざなって

柔らかな花色の

石竹の魂が

時を終えた百日紅を

導いてゆく