夢という
映画の中で
私はひとひりの
登場人物と化して
走っていた
精一杯走っていた

存在の意味を
探求して

現実と虚構の
境界をまたいで

時間と空間を
超越して

喜びや悲しみ
愛や孤独
共感と憎しみ
そんな人間の
根源的な感情を
全て背負って

善と悪に分断された
この世界の解釈を
問いかけ続けて

いくつもの
曲がり角で
転びそうになりながらも
必死に走っていた

無意識という銀幕に
映し出された
夢という映画の中で