骨の折れた傘傘の骨が折れてしまった台風の風に負けて折れてしまったビル風に負けて折れてしまった私の扱いが荒くて折れてしまった骨の折れた傘は惜しげもなく捨て去られて新たな傘に取って代わられるそんなことを繰り返してきた私もいつの日か惜しげもなく棄て去られて新たな人に取って代わられるのかなそうして誰からも忘れられるのだろう諸行無常因果応報今になってこれまで捨ててきた数多の傘をなぜか思い出す