丸窓の彼方に
円い月が見える

暗い夜空に
白く輝く真円

私も
あの月のように
円くなりたい

寸分の歪みもない
輝く真円に

たとえ太陽が
沈んでしまっても

なおその光を受けて
闇を照らす

そんな円い月のように
なってみたい

丸窓の彼方に
輝く月に
願いをかけると
月は囁いた

私はいつも
おまえの裡にいる

そのことに
気づいてほしい