鏡に映った幻が
水面に広がる
波紋のごとく
儚く消えてゆく

その幻は
ひとつの顔を持つ
その顔とは
私の顔

それは
あえかな妄想に
眼を曇らされた
私の顔

その偽の顔が
醜く歪んで
散り散りとなり
消え去った跡には

あらゆるものを
破壊して押し流す
暗く荒ぶる嵐が
通り過ぎたような

雲一つない
澄みきった青空が
広がることを
祈っている