公園に植えられた
ハナミズキが
今年もまた
花を咲かせた

優しい春風に
幽かに揺れる
薄桃色の花のもと

子どもたちが
笑いながら
走り回っている

毎年毎年
この公園で観られる
何でもない光景

その中に
ガラスのような
永遠が宿っている

ほんのちょっとした
些細なことで
壊れてしまうような
繊細な永遠

春風に揺れる
ハナミズキの薄桃色が
そんな永遠を
じっと見守っている

ガラスの永遠が輝く
やわらかな
ある春の一日

その永遠が
壊れることなく
煌めき続けることを
祈ろう