睡蓮の花が
眠る夜

池の水面に
月影を落とす柳の枝が

風を迎えて
幽かに揺れるひととき

私の罪も哀しみも
眠りに就いて

私の精神は
つかの間の自由に
染まるのです

池の水面のように
幽かに揺らめく
この自由は

私の視線を
夜の亀裂へと導いて

永遠なるものに
触れさせるのです

睡蓮の花が
眠る夜

夜の亀裂より
完璧な静寂の欠片が一片
零れ出るとき